善光寺山門とは

善光寺山門は、山梨県甲府市善光寺にある甲斐善光寺の正面に建つ楼門で、明和4年(1767年)に上棟し、昭和30年(1955年)6月22日に本堂とともに国の重要文化財に指定された。読みは「ぜんこうじさんもん」(文化庁)。

文化庁の記録では、五間三戸楼門、入母屋造、銅板葺。所有者は善光寺である。甲斐善光寺によれば、棟札1枚が附(つけたり)として指定されている。

焼失と再建

文化庁によれば、甲斐善光寺は川中島合戦で焼失した信濃善光寺の仏像・宝物を移して永禄元年(1558年)に創建された。宝暦4年(1754年)に門前の失火で本堂とともに山門も焼失し、現在の山門は明和4年に上棟供養が行われた(文化庁、甲斐善光寺)。

甲府市は、棟札の記述から山門が本堂より早く再建されたことがわかるとする。甲斐善光寺によれば、昭和34年(1959年)8月14日の台風7号で倒壊したが、翌年に修理に着手し、昭和37年(1962年)3月に本堂の修理と同時に竣工した。

重要文化財としての価値

文化庁の解説は、善光寺山門を下階の柱が高く壮大な五間三戸の楼門とし、長野の善光寺三門と比べるとやや小さく木割も細いが、内外の装飾性に富んで華麗で、江戸時代後期の代表的な大規模建築と評価している。

見どころ

甲斐善光寺によれば、重層の楼門で、桁行16.88メートル、梁行6.75メートル、棟高15メートル。和様と唐様(禅宗様)を折衷した本格的な大建造物である。

善光寺山門の両脇には仁王像が安置されているが、甲府市はなぜか未完成のままと考えられているとする。門をくぐると正面に撞木造の本堂が見える。

参拝について

甲斐善光寺によれば、拝観料は大人500円、小学生250円で、拝観受付は9時から16時30分(御開帳期間中は延長)。JR身延線善光寺駅から徒歩7分、JR中央線酒折駅から徒歩15分で、無料駐車場がある(甲斐善光寺)。

善光寺山門の奥には同じく重要文化財の善光寺本堂が建つ。2棟の案内はグループページ「甲斐善光寺」にまとめている。

Q&A

Q善光寺山門はいつ建てられましたか?
A明和4年(1767年)に上棟しました(文化庁)。
Q善光寺山門の形式は?
A正面5間のうち中央3間を通路とする五間三戸の楼門で、入母屋造、銅板葺です(文化庁)。
Q善光寺山門の大きさは?
A桁行16.88メートル、梁行6.75メートル、棟高15メートルです(甲斐善光寺)。
Q台風の被害を受けたことはありますか?
A昭和34年(1959年)の台風7号で倒壊し、昭和37年(1962年)に修理を終えました(甲斐善光寺)。
Q善光寺山門が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和30年(1955年)6月22日です。

基本情報

名称善光寺山門(ぜんこうじさんもん)
所在地山梨県甲府市善光寺3-36-1
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和30年(1955年)6月22日指定
員数1棟(附 棟札1枚)
寸法五間三戸楼門、入母屋造、銅板葺
所有者善光寺
公開状況境内で外観を見学可

参考文献

善光寺山門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/843
善光寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/842
金堂・山門(甲斐善光寺)
http://www.kai-zenkoji.or.jp/kondo.html
指定文化財(甲斐善光寺)
http://www.kai-zenkoji.or.jp/cultural.html
ご案内(甲斐善光寺)
http://www.kai-zenkoji.or.jp/guidance.html
善光寺(甲府市)
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/003.html

最終更新日: 2026.10.11