道徳公園クジラ池噴水とは
道徳公園クジラ池噴水は、愛知県名古屋市南区道徳新町にある昭和2年(1927年)の公園の噴水設備で、令和3年(2021年)10月14日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「どうとくこうえんくじらいけふんすい」。
文化庁の記録では、コンクリート造及び石造で、面積243平方メートル、昭和16年(1941年)に改修。登録番号は23-0562である。
海だった土地の公園
道徳公園は、あゆち潟と呼ばれた伊勢湾の一部が新田開発を経て、昭和初期の土地区画整理で開かれた道徳地区にある(文化庁)。名古屋市南区によれば、区内で最も古い公園で、昭和6年(1931年)頃から開放され、ボート池や鯨池などを整えて昭和16年(1941年)に完成した。
クジラ池噴水は、造形家の後藤鍬五郎が制作した鯨の噴水を中心に、石と擬木で池の護岸を巡らし、石製の欄干をもつコンクリート橋を架ける(文化庁)。名古屋市図書館によれば、鍬五郎は昭和2年(1927年)にこの噴水を手がけ、実際に動物を見て研究しながら作ったと言われる。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、戦前から長く地域で愛されてきた公園施設であるとして、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。名古屋市図書館は、昔この地域が海だったことの象徴として今も近隣の住民に親しまれているとしている。
見どころ
池の中央に据えられた鯨の噴水と、石と擬木で巡らした護岸、石製の欄干をもつコンクリート橋が見どころである(文化庁)。
見学について
名古屋市が所有する公園施設で(文化庁)、名古屋市南区は道徳公園を区内で最も古い公園として紹介している。開園時間などについて公的な案内は確認できなかった。
Q&A
- 道徳公園クジラ池噴水はいつ造られましたか?
- 昭和2年(1927年)で、昭和16年(1941年)に改修されています(文化庁)。
- クジラの噴水は誰が作りましたか?
- 造形家の後藤鍬五郎です(文化庁、名古屋市図書館)。
- なぜクジラなのですか?
- この一帯はあゆち潟と呼ばれた伊勢湾の一部で、昔は海でした(文化庁)。
- 道徳公園はどこにありますか?
- 名古屋市南区道徳新町にあります(文化庁)。
- 道徳公園クジラ池噴水が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 令和3年(2021年)10月14日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 道徳公園クジラ池噴水(どうとくこうえんくじらいけふんすい) |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市南区道徳新町5丁目42 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和3年(2021年)10月14日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | コンクリート造及び石造、面積243㎡ |
| 所有者 | 名古屋市 |
| 公開状況 | 公園施設(開園時間の公的な案内なし) |
参考文献
- 道徳公園クジラ池噴水(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014025
- 名古屋の偉人伝 No.27 後藤鍬五郎の巻(名古屋市図書館)
- https://www.library.city.nagoya.jp/img/reference/ijinden_27.pdf
- 道徳公園・鷲尾善吉翁頌徳碑(名古屋市南区)
- https://www.city.nagoya.jp/minami/miryoku/1023909/1023949/1023958.html
最終更新日: 2026.10.19