全国の登録有形文化財
全国の登録有形文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
兵庫県豊岡市の城崎温泉街を流れる大谿川に架かる愛宕橋は、1926年に北但大震災からの復興事業として建設された鉄筋コンクリート造の人道橋です。弓形の優美なアーチと灯籠・擬宝珠で飾られた和風の意匠が特徴で、2015年に国登録有形文化財に登録されました。愛宕神社への参詣の起点でもあるこの橋は、柳並木とともに城崎温泉を代表する風景を形成しています。
1937年に室戸台風の災害復興事業として建設された旧開明尋常小学校校舎。鉄筋コンクリート造3階建てのL字型校舎は、半円形に張り出した階段室が艦船の艦橋を思わせるダイナミックな外観を持ち、2007年に国の登録有形文化財に登録されました。旧校長室に現存する戦前の奉安庫や、塀に残る機銃掃射の弾痕など、昭和の歴史を今に伝えます。
兵庫県尼崎市に佇む旧大庄村役場は、文化勲章受章者の建築家・村野藤吾が最初に手がけた庁舎建築です。昭和12年竣工の鉄筋コンクリート造3階建で、褐色タイルの外壁、鷲やグリフィンのレリーフ、独創的な平面構成など村野の初期作風を伝える国登録有形文化財。「日本一裕福な村」の繁栄を今に伝えます。
荒井家住宅蔵及び納屋は、兵庫県神戸市須磨区月見山に建つ大正14年(1925年)の付属屋。一棟に蔵と納屋を納め、西3間は切石積基壇の2階建土蔵造、東2間は土間床の納屋とする。段違いの切妻屋根が用途の境を示す登録有形文化財。
兵庫県神戸市須磨区月見山の荒井家住宅主屋。大正14年(1925年)、別荘地として栄えた須磨に建つ木造2階建の和風住宅で、中廊下の平面、海へ開く座敷、床・棚・付書院を備える。塔屋状の3階は震災後の増築。登録有形文化財。
兵庫県太子町に建つ斑鳩寺聖徳殿後殿は、名匠・伊藤平左衛門の設計による三層屋根の八角円堂です。大正5年(1916年)竣工の国登録有形文化財で、法隆寺夢殿を模した壮麗な近代仏堂建築の見どころやアクセス情報をご紹介します。
兵庫県太子町・斑鳩寺の聖徳殿中殿は、前殿と後殿を繋ぐ大正5年(1916)の連絡殿。伊藤平左衛門の設計で、二重折上格天井の内陣と裳階の側廊をもつ。平成19年に登録有形文化財となった近代仏堂である。
兵庫県芦屋市翠ケ丘の住宅地に通りへ面して建つ池浦家住宅表門は、昭和八年頃の腕木門。切妻造桟瓦葺で軒端を銅板一文字葺とし、板扉や袖塀に斫り目を施す。簡素ながら丁寧なつくりで、二〇二四年に登録。個人住宅のため非公開。
兵庫県豊岡市の城崎温泉街を流れる大谿川に架かる王橋は、1925年の北但大震災からの復興事業として1927年に建設された鉄筋コンクリート造の道路橋です。高さ3メートルを超える御影石造の灯籠付き親柱や社寺建築の意匠を取り入れた青銅製装飾の高欄が特徴で、2015年に国登録有形文化財に登録されました。一の湯の前に架かるこの橋は、城崎温泉の景観を代表する存在です。
大庄屋・大歳家の隠居した当主が暮らした小屋。主屋の東方、北東の外塀沿いに建ち南東で納屋に連なる。本瓦葺で縁付き6畳間と4畳前室、建築面積56平方メートル。平成11年に9棟一括で国登録された。
屋敷地の南端、南東辺と南西面が交わる入隅部に建つ穀物蔵。桁行3間半、梁間2間の桟瓦葺切妻・平入で、北東の大工部屋と屋根を一体につくる。街路側は軒回り以外を縦板貼とする。建築面積29平方メートル。平成11年国登録。
大歳家の南庭に建つ規模の大きな米蔵。桁行5間、梁間2間半の桟瓦葺切妻・平入で、入口両脇の腰を海鼠壁とする。棟の軸がこの棟だけ微妙にずれ、主屋より古い可能性が指摘される。建築面積51平方メートル。平成11年国登録。
加古川下流沿岸を差配した大庄屋の主屋。天保6年(1835)築で、本瓦葺入母屋造つし2階、建築面積455平方メートル。土間玄関と8室から成り、上段の間に大庄屋の格式がのぞく。9棟一括で平成11年に国登録された。
主屋座敷の縁側の地先に建つ小さな茶室。3畳の茶室と2畳の水屋から成り、桟瓦葺切妻で南に銅板葺の土庇を出す。大庄屋の接客のありようを示す施設として貴重。建築面積18平方メートル。平成11年に国登録された。
大歳家の屋敷の南東辺に沿う長屋・長屋門。約900坪の敷地を街路から画し中央に門を開く。門の北に蔵風の建屋、南に便益棟と大工部屋が連なり、白壁と板貼壁が街並みをつくる。建築面積284平方メートル。平成11年国登録。
屋敷地の北端部、離屋の北西方で北西辺の外塀に沿う土蔵。桁行3間、梁間1間半の瓦葺切妻・妻入で、9棟中最小の17平方メートル。北側の東什器蔵とともに什器を納めた。平成11年に9棟一括で国登録された。
大歳家の屋敷の北西方に建つ離屋で、9棟のうち唯一の明治期建築。簓子下見の入母屋2階建で、階下は3畳間・浴室・便所。主屋オクナンドの北側廊下に接続する。建築面積25平方メートル。平成11年に国登録された。
屋敷地の東北辺と西北辺が交わる入隅部に建つ土蔵。桁行3間、梁間2間の瓦葺切妻で、東南妻面に庇を出して入口を設ける。西什器蔵とともに什器類を納めた。離屋・隠居部屋と裏庭的空間をつくる。建築面積25平方メートル。平成11年国登録。
小河家住宅の敷地南辺西端に建つ裏門。柱間約一・三メートルの腕木門で、切妻造桟瓦葺、両開板戸に縦格子の欄間を備える。約十三・八メートルの塀を付属し、小規模ながら上質な意匠をみせる。
小河秀太郎が明治末期に構えた別邸の表門。敷地北面の中央に建ち、松と石畳が主屋への導線を演出する。門・塀・主屋など十一棟が一組で国登録有形文化財となった、その正面を画する門である。