旧端出場水力発電所とは:深緑の山肌に映える別子銅山の煉瓦造の発電所

旧端出場水力発電所(きゅうはでばすいりょくはつでんしょ)は、愛媛県新居浜市立川町にある明治45年(1912年)竣工の煉瓦造の水力発電所で、平成23年(2011年)1月26日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、煉瓦造2階建て、鉄板葺、建築面積528平方メートルで、所有者は新居浜市である。

マイントピア別子によると、別子銅山の事業の移り変わりを経ながら100年以上にわたって維持されてきた建物である。

旧端出場水力発電所の構造

文化庁の解説によると、足谷川の右岸の急な斜面に建つ。屋根に越屋根を2か所設け、煉瓦はイギリス積みとする。平側には柱形を現し、上に二連のアーチ窓、下に大きな欠円アーチ窓を開ける。

新居浜市観光物産協会によると、発電に必要な水は山向こうの吉野川水系銅山川の支流から引き、東洋一といわれた597メートルの落差を利用して発電した。

旧端出場水力発電所の見どころ

文化庁は、煉瓦と要所に配した石の対比が深緑の山肌に映えるとしている。新居浜市観光物産協会によると、ヨーロッパの教会を思わせる重厚な外観で、鉄骨トラスが支える内部の大空間には、操業当初の発電機やペルトン水車が残る。クレーンや制御盤、周波数変換機なども保存されている。

マイントピア別子によると、水圧鉄管の跡や水路の跡も残っている。

旧端出場水力発電所の見学方法

マイントピア別子によると、開館時間は午前9時から午後5時で、入館は無料。休館日は2月の第3週の月曜日からの5日間である。館内へは高低差約10メートルの階段を使い、館内にトイレはない。

駐車場はマイントピア別子の駐車場を利用する。問い合わせはマイントピア別子(0897-43-1801)へ。

Q&A

Q旧端出場水力発電所はいつ建てられたのですか?
A明治45年(1912年)に竣工しました。
Q旧端出場水力発電所の外観の特徴は?
Aイギリス積みの煉瓦造で、二連のアーチ窓と欠円アーチ窓が並び、ヨーロッパの教会を思わせます。
Q旧端出場水力発電所の落差は?
A新居浜市観光物産協会によると、東洋一といわれた597メートルです。
Q旧端出場水力発電所の中には何がありますか?
A操業当初の発電機やペルトン水車、クレーン、制御盤などが保存されています。
Q旧端出場水力発電所の入館料は?
Aマイントピア別子によると、入館は無料です。

基本情報

名称旧端出場水力発電所(きゅうはでばすいりょくはつでんしょ)
所在地愛媛県新居浜市立川町594
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法煉瓦造2階建、鉄板葺、建築面積528平方メートル
所有者新居浜市
公開状況9時から17時まで無料で入館可

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「旧端出場水力発電所」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00008596
文化遺産オンライン「旧端出場水力発電所」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/199312
新居浜市観光物産協会「旧端出場水力発電所」
https://niihama.info/spot/217?loc=ja
マイントピア別子「旧端出場水力発電所」
https://besshi.com/hadebahydroelectricpowergeneration/

最終更新日: 2026.09.28