明専寺鐘楼門とは

明専寺鐘楼門は、愛媛県今治市大西町脇の明専寺の境内入口に立つ天保11年(1840年)建築の鐘楼門で、令和7年(2025年)8月6日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「みょうせんじしょうろうもん」。上層に梵鐘を吊る二重の門である。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積8.3平方メートル。登録番号は38-0199。所有者は明専寺である。

登録有形文化財としての価値

明専寺鐘楼門は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、一間一戸の二重門で入母屋造とし、彫刻は幕末の時代相応のもので、境内の入口を飾る門である。

愛媛県教育委員会は、一間一戸の二重門は全国的に類例が少なく貴重だとしている。栂材を多く用い、随所に江戸時代末期に特徴的な華やかな絵様彫刻を入れている。建設の経緯を記した普請文書が残り、建設年代や大工の名がわかることも価値を高めている。

屋根の葺き方は、文化庁が本瓦葺、愛媛県が桟瓦葺と記しており、資料によって表記が異なる。

見どころ

文化庁の解説によれば、下層では桁の先を延ばして軒桁を支え、上層の組物は出組、軒は二軒繁垂木とする。上層の側まわりは連子窓とし、正面と背面の中央の柱間を開け放って、内部に梵鐘を吊っている。

門の下から見上げて、上層の出組と細かく並ぶ垂木、そして幕末らしい華やかな彫刻を確かめたい。小さな門ながら、上下2層に組物と彫刻が凝縮されている。

見学について

今治市によれば、鐘楼門は保存修復工事が行われており、令和8年(2026年)夏ごろに完成する予定とされていた。見学の可否は工事の状況によって変わるため、事前に確かめたい。寺の参拝や交通については明専寺のページにまとめている。

Q&A

Q明専寺鐘楼門はいつ建てられましたか?
A天保11年(1840年)です。普請文書によって建設年代や大工の名がわかります。
Q明専寺鐘楼門が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和7年(2025年)8月6日です。
Q明専寺鐘楼門の特徴は?
A全国的に類例の少ない一間一戸の二重門で、上層に梵鐘を吊り、幕末らしい華やかな彫刻を備えています。
Q明専寺鐘楼門は今見られますか?
A保存修復工事が行われ、令和8年(2026年)夏ごろ完成予定とされていました。最新の状況を確かめてから訪ねてください。
Q鐘楼門の規模は?
A木造2階建、建築面積8.3平方メートルです。

基本情報

名称明専寺鐘楼門(みょうせんじしょうろうもん)
所在地愛媛県今治市大西町脇甲1277(明専寺)
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和7年(2025年)8月6日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積8.3平方メートル
所有者明専寺
公開状況保存修復工事の状況により要確認

参考文献

明専寺鐘楼門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015515
「明専寺鐘楼門」ほか1基が国の登録有形文化財(建造物)に登録されます(愛媛県)
https://www.pref.ehime.jp/page/104870.html
「明専寺鐘楼門」「明専寺石垣」が国登録有形文化財(建造物)に登録されました(今治市)
https://www.city.imabari.ehime.jp/bunka/info/016/

最終更新日: 2026.10.05