坂井家住宅荷蔵とは

坂井家住宅荷蔵は、福井県坂井市三国町北本町にある明治初期建築の土蔵造2階建の蔵で、平成17年(2005年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「さかいけじゅうたくにぐら」。

坂井家住宅荷蔵は、土蔵の南に接続して建ち、屋敷のいちばん奥で九頭竜川に面する。規模は桁行5間、梁間3間半、建築面積58㎡で、屋敷の2棟の蔵のうち大きいほうにあたる。

川に面した蔵の姿

坂井家住宅荷蔵は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁は、入念なつくりの蔵で、九頭竜川に面して下見板張りの南の妻を見せる姿が、舟運が盛んだったころの三国の様子を伝えると評している。

通りから見えるのが主屋の顔だとすれば、川から見えるのはこの荷蔵の顔である。川に面した港町の屋敷が、どちらを向いて暮らし、商っていたかを、蔵の向きが示している。

通路と背戸、下見板の南妻

屋根は2階建の切妻造で桟瓦葺。内部の西側1間分は、北の土蔵から続く通路とし、南面に背戸(裏口)を開く。主屋の通り土間から始まる通路は、土蔵の脇を抜け、この荷蔵の西側を通って川側へ出る。

川に向いた南の妻は下見板張りとする。土蔵造の壁を板で覆う下見板は、雨風から壁を守る仕上げで、川からの風を受ける面にふさわしい。

文化庁はこの荷蔵を「入念な造り」と記している。川に面した妻の板張りまで含めて、蔵としての使い勝手と見た目の両方に手をかけた建物である。

坂井家住宅荷蔵の見学

坂井家住宅荷蔵は個人の住宅の蔵で、公開の案内は見つからなかった(2026年10月確認)。屋敷の奥にあるため、通りの側からは見えない。九頭竜川の側からの見え方は確認できていない。

アクセスと屋敷全体の構成は、坂井家住宅(三国町)のページにまとめてある。

Q&A

Q坂井家住宅荷蔵はいつ建てられましたか?
A文化庁のデータベースでは明治初期の建築です。
Q坂井家住宅荷蔵はどこにありますか?
A土蔵の南に接続し、屋敷のいちばん奥で九頭竜川に面しています。
Q坂井家住宅荷蔵の規模は?
A桁行5間、梁間3間半の土蔵造2階建で、建築面積は58㎡です。
Q坂井家住宅荷蔵が登録有形文化財になった理由は?
A九頭竜川に面して下見板張りの南の妻を見せる姿が、舟運の盛んだった三国の様子を伝えるとされ、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されました。
Q坂井家住宅荷蔵は見学できますか?
A個人の住宅の蔵で、公開の案内は見つかりませんでした(2026年10月確認)。

基本情報

名称坂井家住宅荷蔵
所在地福井県坂井市三国町北本町3-9-32
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)登録
員数1棟
寸法桁行5間、梁間3間半、建築面積58㎡(土蔵造2階建)
所有者個人
公開状況非公開(個人住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)坂井家住宅荷蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004749
文化遺産オンライン 坂井家住宅荷蔵
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/195749
福井の文化財(福井県)坂井家住宅荷蔵
https://bunkazai.pref.fukui.lg.jp/search_category/content?detail_id=694-0
坂井市 国の登録文化財
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/bunka/kanko-bunka/bunka/bunkazai/kuni-toroku.html

最終更新日: 2026.10.01