姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門とは

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門は、兵庫県姫路市山野井町の姫路文学館の敷地で望景亭の入口に建つ昭和時代前期の木造の門で、平成3年(1991年)に現在地へ移築され、平成21年(2009年)に国の登録有形文化財に登録された。

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門は、望景亭の敷地の東端にあり、文学館の本館から延びる導入路に向けて東面して建つ。間口1.5メートルの腕木門で、屋根は切妻造の銅板葺。後ろに控柱を立てて門を支える。

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門の登録と移築

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門は、「造形の規範となっているもの」という基準で登録された。文化庁の解説は、端正で洗練された意匠の門と評している。

門は、文学館の建設にともなって現在の位置へ移された。文化庁のデータベースは年代欄で平成3年の移築とし、西暦欄には2001年と記していて、両者が食い違う。文学館の開館が平成3年(1991年)であることから、本稿は平成3年に拠った。姫路フィルムコミッションの紹介は、門が建てられた当時の姿のまま移築されたと伝えている。移築前にどこに建っていたかは、公表された資料では確かめられなかった。

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門の見どころ

間口1.5メートルと小ぶりな門だが、姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門は細部に見るべきところが多い。まず屋根。軒の出が深く、屋根面がゆるやかに上へふくらむ起り屋根としている。垂木は一軒の疎垂木で、間隔をあけて並ぶ垂木が軽やかな軒先をつくる。

扉は両開きの桟唐戸で、上部に菱格子をはめる。腕木を下から受ける女梁には絵様が彫られており、細部は門の下から見上げると分かりやすい。

門の上には「望景亭」の扁額が掲げられている。姫路フィルムコミッションによれば、扁額の字は裏千家十五世の千宗室が揮毫したものである。安藤忠雄が設計した文学館の建物群から、この門をくぐって大正期の別邸の庭へ入っていく。新旧の建築の境目に立つ門である。

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門の見学

姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門は、文学館の本館から望景亭へ向かう導入路に面しており、文学館の開館時間内に外から見ることができる。門をくぐった先の和室や茶室は、貸室の利用がない日に見学できる。撮影の可否は公式の案内に記載がない。開館日と行き方は姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)のページにまとめてある。

Q&A

Q姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門はいつ建てられましたか?
A文化庁のデータベースは昭和時代前期の建築とし、平成3年(1991年)に現在地へ移築されたとしています。データベースの西暦欄は移築を2001年と記しており、食い違いがあります。
Q姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門はどんな形式の門ですか?
A間口1.5メートルの腕木門で、屋根は切妻造の銅板葺です。控柱を立て、扉は上部に菱格子をはめた両開きの桟唐戸です。
Q姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門の扁額は誰の字ですか?
A姫路フィルムコミッションによれば、「望景亭」の扁額は裏千家十五世の千宗室の揮毫です。
Q姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門はなぜ登録有形文化財になったのですか?
A「造形の規範となっているもの」として平成21年(2009年)に登録されました。深い起り屋根、菱格子入りの桟唐戸、女梁の絵様など、端正で洗練された意匠が評価されています。
Q姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門はどこから見られますか?
A文学館の本館から望景亭へ向かう導入路に東面して建っており、文学館の開館時間(午前10時から午後5時、入館は午後4時30分まで)内に見ることができます。

基本情報

名称姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門
所在地兵庫県姫路市山野井町字宮根86他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)登録
員数1棟
寸法間口1.5m
所有者姫路市
公開状況姫路文学館の開館時間内に外観を見学可

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007771
姫路市 姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)棟門
https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001766.html
姫路フィルムコミッション 木造建築の粋を集めた姫路文学館の「望景亭」
https://www.himeji-kanko.jp/fc/article.php?eid=00185
姫路文学館 ご利用案内
https://www.himejibungakukan.jp/riyou/

最終更新日: 2026.10.01