一乗寺五輪塔とは:元亨元年の刻銘をもつ石造五輪塔
一乗寺五輪塔は、兵庫県加西市坂本町の一乗寺にある鎌倉時代後期の石造五輪塔で、昭和28年(1953年)に国の重要文化財に指定された。
文化庁の記録によると、一乗寺五輪塔には元亨元年(1321年)10月17日の刻銘がある。所有者は一乗寺である。
指定の理由:年代の明らかな鎌倉後期の石塔
五輪塔は、下から地・水・火・風・空を表す方形・円形・三角形・半月形・宝珠形の石を積み上げた塔で、供養塔や墓標として造られた。一乗寺五輪塔は、元亨元年(1321年)という造立の年が刻まれており、鎌倉時代後期の石造物として造立の年代を知ることのできる作例である。
文化庁のデータベースには解説文がなく、構造は「石造五輪塔」とだけ記されている。
一乗寺五輪塔の見どころ:刻銘と各部の形
一乗寺五輪塔では、刻まれた元亨元年の銘と、各部の石の形の釣り合いに注目したい。鎌倉時代の五輪塔は各部の輪郭が力強く、年代の分かる作例はほかの石塔の年代を考えるうえでの手がかりになる。
一乗寺の境内には、県指定の石造宝塔や石造笠塔婆などの石造物もある(加西市観光協会による)。あわせて見て回りたい。
一乗寺五輪塔の見学について
一乗寺の拝観時間は午前8時から午後5時、拝観料は500円(西国三十三所札所会による)。交通と宝物館の予約方法は、一乗寺のページにまとめてある。
Q&A
- 一乗寺五輪塔はいつ造られましたか?
- 元亨元年(1321年)10月17日の刻銘があります。
- 一乗寺五輪塔はいつ重要文化財になりましたか?
- 昭和28年(1953年)8月29日に指定されました。
- 五輪塔とは何ですか?
- 地・水・火・風・空を表す5つの石を積み上げた塔で、供養塔や墓標として造られました。
- 一乗寺にはほかにどんな石造物がありますか?
- 加西市観光協会によると、県指定の石造宝塔や石造笠塔婆などがあります。
- 一乗寺五輪塔の拝観料は?
- 一乗寺の拝観料は500円で、拝観時間は午前8時から午後5時です。
基本情報
| 名称 | 一乗寺五輪塔(いちじょうじごりんとう) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県加西市坂本町821-17 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和28年(1953年)8月29日指定 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 石造五輪塔 |
| 所有者 | 一乗寺 |
| 公開状況 | 境内で拝観可(午前8時から午後5時、500円) |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「一乗寺五輪塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2392
- 加西市観光協会「法華山一乗寺」
- https://kanko-kasai.com/spot/culture/itijoji/
- 西国三十三所札所会「第二十六番 一乗寺」
- https://saikoku33.gr.jp/place/26
最終更新日: 2026.09.27