魚橋家住宅内蔵とは

魚橋家住宅内蔵は、兵庫県姫路市伊伝居の魚橋家住宅の敷地奥、離れ座敷の西後方に建つ衣装蔵で、大正5年(1916年)に建てられ、平成26年(2014年)に国の登録有形文化財に登録された。文化庁のデータベースでの読みは「うおはしけじゅうたくうちぐら」。

土蔵造2階建、瓦葺で、規模は桁行5.9メートル、梁間3.8メートル、建築面積28平方メートル。文化庁の記載では、衣類などを納めた衣装蔵である。所在地は伊伝居字馬場崎88と、主屋のある威徳寺町24とは別の地番になっている。

魚橋家住宅内蔵が登録された理由

魚橋家住宅内蔵は、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。

内蔵は母屋の内側、つまり住まいの奥に置かれる蔵を指し、日常の道具を入れる外蔵と役割を分けて、衣装や家財など大切な品を納めることが多い。魚橋家住宅でも、道具蔵の外蔵とは別にこの小ぶりな衣装蔵が建てられ、離れ座敷と同じ大正5年(1916年)ごろに屋敷の奥が整った。用途ごとに蔵を分けた町家の暮らし方を伝える1棟である。

魚橋家住宅内蔵の見どころ

魚橋家住宅内蔵は東西に棟を通し、屋根は切妻造の本瓦葺。東の面に戸口を開き、その上に桟瓦葺の下屋を差し掛けて雨を防いでいる。

外壁は漆喰塗りで、軒下には壁を一段厚く塗り出した鉢巻を廻らす。面ごとの仕上げの違いが見どころで、戸口のある東面だけは腰を海鼠壁とし、2階にも窓を開ける。ほかの3面の腰は竪板張りで済ませている。人の出入りする正面を格の高い海鼠壁で飾り、目に触れにくい側は実用的な板で守るという、仕上げの使い分けである。

魚橋家住宅内蔵の見学

魚橋家住宅内蔵は個人の屋敷の奥、離れ座敷のさらに後ろにあり、公開されていない。野里街道からは主屋と離れ座敷に隠れて見えない。東面の海鼠壁や戸口の下屋は、文化庁のデータベースに載る写真で確かめられる。

屋敷への行き方は、魚橋家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q魚橋家住宅内蔵はいつ建てられましたか?
A大正5年(1916年)です。平成26年(2014年)4月25日に登録有形文化財になりました。
Q魚橋家住宅内蔵は何に使われた蔵ですか?
A文化庁の記載によると、衣類などを保管した衣装蔵です。
Q魚橋家住宅内蔵の大きさは?
A桁行5.9メートル、梁間3.8メートル、建築面積28平方メートルの土蔵造2階建です。
Q魚橋家住宅内蔵の外壁の特徴は?
A漆喰塗りで軒下に鉢巻を廻らし、戸口のある東面の腰だけを海鼠壁、ほかの面の腰を竪板張りとしています。
Q魚橋家住宅内蔵は見学できますか?
A個人の屋敷の奥にあるため公開されておらず、通りからも見えません。

基本情報

名称魚橋家住宅内蔵
所在地兵庫県姫路市伊伝居字馬場崎88
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)登録
員数1棟
寸法建築面積28㎡(桁行5.9m、梁間3.8m)
所有者個人
公開状況非公開(個人の屋敷の敷地内)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)魚橋家住宅内蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010012
姫路市 魚橋家住宅内蔵
https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001842.html
姫路市 国登録文化財・国選択文化財・国選定保存技術の一覧
https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001691.html

最終更新日: 2026.10.02