旧稲田家住宅赤煉瓦蔵とは:鯨ヶ丘に建つ3階建の煉瓦蔵

旧稲田家住宅赤煉瓦蔵は、茨城県常陸太田市東一町にある明治43年(1910年)建築の煉瓦造3階建の蔵で、平成26年(2014年)に国の登録有形文化財に登録された。

読みは「きゅういなだけじゅうたくあかれんがぐら」。地主であった稲田家の袖蔵として建てられた。文化庁の国指定文化財等データベースに記された構造は、煉瓦造3階建、鋼板葺、建築面積23平方メートルで、平成23年(2011年)に改修を受けている。登録年月日は平成26年(2014年)10月7日である。

登録の理由:鯨ヶ丘の街路景観をつくる重厚な蔵

文化庁は、この蔵を鯨ヶ丘の街路景観に寄与する重厚な煉瓦蔵と評価している。鯨ヶ丘は常陸太田市の中心部にある細長い丘の上の町で、通りに沿って古い商家や蔵が並ぶ。

蔵は桁行3間、梁間2間の妻入で、煉瓦を3階分積み上げている。土蔵が多い町並みの中で、赤い煉瓦の3階建という姿はひときわ目立つ。

見どころ:ペディメントと黒漆喰の扉

妻面の上部はペディメントで飾られ、軒にはコーニスをめぐらせている。洋風の意匠を煉瓦の蔵にまとわせた外観である。

2階と3階の両妻面には、黒漆喰で掛子塗とした観音開きの扉を設けている。文化庁はこれを高い左官技術を示すものとしている。扉の段状の縁取りと、赤煉瓦の壁との色の対比に注目したい。

見学方法:外観の見学

旧稲田家住宅赤煉瓦蔵は常陸太田市東一町の鯨ヶ丘にある。内部の公開や見学時間について、公式の案内は確認できなかった。

外観は通りから見ることができるとみられるが、敷地に立ち入らず、通行の妨げにならないよう見学してほしい。

Q&A

Q旧稲田家住宅赤煉瓦蔵はいつ建てられましたか?
A明治43年(1910年)の建築で、平成23年(2011年)に改修されました。
Q旧稲田家住宅赤煉瓦蔵の構造は?
A煉瓦造3階建、鋼板葺、建築面積23平方メートルで、桁行3間・梁間2間の妻入です。
Q旧稲田家住宅赤煉瓦蔵の見どころは?
A妻面のペディメントとコーニス、2・3階の黒漆喰で掛子塗とした観音開きの扉です。
Q旧稲田家住宅赤煉瓦蔵はいつ登録されましたか?
A平成26年(2014年)10月7日に登録有形文化財に登録されました。
Q旧稲田家住宅赤煉瓦蔵は見学できますか?
A内部公開の公式案内は確認できませんでした。外観を通りから見る場合も敷地に入らないでください。

基本情報

名称旧稲田家住宅赤煉瓦蔵
所在地茨城県常陸太田市東一町字東一東2295-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)10月7日登録
員数1棟
寸法煉瓦造3階建、鋼板葺、建築面積23平方メートル
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況内部公開の公式案内なし

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「旧稲田家住宅赤煉瓦蔵」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010096
文化遺産オンライン「旧稲田家住宅赤煉瓦蔵」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/287939
茨城県教育委員会「旧稲田家住宅赤煉瓦蔵」
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/bunkazai/bunkazai-registered-5993/

最終更新日: 2026.09.27