萩原寺客殿とは

萩原寺客殿は、香川県観音寺市大野原町萩原にある宝暦14年(1764年)頃の客殿で、平成26年(2014年)12月19日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「はぎわらじきゃくでん」。

文化庁の記録では、宝暦14年(1764年)頃の建築で、木造平屋建、茅葺一部瓦葺、建築面積は241平方メートルで、門が付く。登録番号は37-0403である。

本坊の中心に東面する大型客殿

萩原寺客殿は、境内西側の本坊の中心に、東を正面として建つ大型の客殿である(文化庁)。北端には軒唐破風屋根の式台を構え、御成門を従える。

南側の部屋は、西の列に3室、東の列に2室を並べ、南西の隅に上段の間を置く(文化庁)。文化審議会の答申は、茅葺の大型建築で、正面に式台玄関を構えると記している。

登録有形文化財としての価値

萩原寺客殿は、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された(文化庁)。文化庁が注目するのは屋根で、茅葺の屋根の四方に瓦葺の屋根を廻らせている。この形式は当地で「四方蓋」と呼ばれ、地方的な特色を示すという。

文化審議会の答申も、客殿の屋根の四方蓋を萩原寺の堂舎の特徴の一つに挙げ、客殿の正面に番所を従えた大門が開くことを記している。萩原寺客殿は、本坊の構えの中心となる建物である。

見どころ

萩原寺客殿では、まず屋根を見たい。高く葺いた茅の屋根の裾を、瓦葺の屋根がぐるりと取り巻いている(文化庁)。

北端の式台は唐破風の屋根をかけた正式の玄関で、御成門とともに客を迎える構えをつくる。萩原寺客殿の正面には萩原寺大門及び番所があり、門越しに客殿を見る位置関係になっている。

見学について

萩原寺客殿は本坊の建物で、萩原寺客殿の内部公開について公的な案内は確認できなかった。外観は本坊の大門の前から、門越しに茅葺の屋根を望める。境内への行き方と、萩まつりなど寺全体の行事は萩原寺のページにまとめてある。

Q&A

Q萩原寺客殿はいつ建てられましたか?
A宝暦14年(1764年)頃の建築です(文化庁)。
Q萩原寺客殿の屋根の特徴は?
A茅葺の屋根の四方に瓦葺の屋根を廻らす、当地で「四方蓋」と呼ぶ形式です(文化庁)。
Q萩原寺客殿の間取りは?
A南側は西列に3室、東列に2室を並べ、南西隅に上段の間を置きます。北端には唐破風屋根の式台があります(文化庁)。
Q萩原寺客殿の中は見学できますか?
A内部公開の公的な案内は確認できませんでした。外観は大門の前から見られます。
Q萩原寺客殿が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成26年(2014年)12月19日です(文化庁)。

基本情報

名称萩原寺客殿(はぎわらじきゃくでん)
所在地香川県観音寺市大野原町萩原字寺上2742-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)12月19日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、茅葺一部瓦葺、建築面積241㎡、門付
所有者宗教法人萩原寺
公開状況外観は大門前から見学可(内部公開の案内なし)

参考文献

萩原寺客殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010363
登録有形文化財(建造物)の登録について(文化庁、平成26年7月18日 文化審議会答申)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/bunkasingi_tousin_140718.pdf

最終更新日: 2026.11.01