大森醤油醸造所槽場及び操作場とは

大森醤油醸造所槽場及び操作場は、香川県小豆郡土庄町大部の醤油醸造所で麹庫の東に建つ、大正初期に建てられた木造平屋建の作業棟で、平成16年(2004年)3月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「おおもりしょうゆじょうぞうしょふなばおよびそうさば」(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積103平方メートルで、登録番号は37-0205である。

もろみを搾る槽場

小豆島醤油協同組合によれば、小豆島の醤油造りは通説では文禄年間(1592〜1595年)に始まり、製塩業が盛んだった島は江戸時代後期の塩の生産過剰を機に醤油業へ転じた。観光庁の多言語解説文によれば、20世紀の変わり目には島で最大400か所の醸造所が操業し、現在も約20か所が営業を続けている。

槽場(ふなば)は、熟成したもろみを搾って醤油を取る作業場である。大森醤油醸造所槽場及び操作場は、西の麹庫と東の仕込蔵の間に建ち、北側にはもと釜場だった部分が付く(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

大森醤油醸造所槽場及び操作場は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。麹庫・仕込蔵とともに、大正期の小豆島の醤油醸造所の構成を伝えている(文化庁)。

見どころ

文化庁によれば、大森醤油醸造所槽場及び操作場は東西棟で、桁行5間、梁間3間の切妻造・桟瓦葺とし、北面に桁行5間、梁間1間半のもと釜場を添える。内部の小屋組は登り梁式である。

大森醤油醸造所槽場及び操作場の外観は腰を縦板張りとし、上部に「いわく窓」と呼ばれる横連子窓を配し、北面には湾曲した庇の持送りを用いる(文化庁)。

見学について

大森醤油醸造所の公開の情報は確認できない。見学は道路からの外観にとどめ、敷地に立ち入らないようにしたい。所在地は土庄町大部字浜庄甲3272-1。

醸造所の3件の案内はグループページ「大森醤油醸造所」にまとめている。

Q&A

Q大森醤油醸造所槽場及び操作場はいつ建てられましたか?
A大正初期です(文化庁)。
Q槽場とは?
A熟成したもろみを搾って醤油を取る作業場です。
Q「いわく窓」とは?
A外壁上部に並ぶ横連子窓のことです(文化庁)。
Q北側には何がありますか?
A桁行5間、梁間1間半のもと釜場が付きます(文化庁)。
Q大森醤油醸造所槽場及び操作場が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成16年(2004年)3月2日です。

基本情報

名称大森醤油醸造所槽場及び操作場(おおもりしょうゆじょうぞうしょふなばおよびそうさば)
所在地香川県小豆郡土庄町大部字浜庄甲3272-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)3月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積103平方メートル
所有者文化庁DBに記載なし
公開状況公開情報なし

参考文献

大森醤油醸造所槽場及び操作場(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004040
大森醤油醸造所仕込蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004041
大森醤油醸造所麹庫(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004039
小豆島醤油の歩み(小豆島醤油協同組合)
https://shima-shoyu.com/history/
小豆島醤油:芳香の伝統(観光庁 多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/en/R2-01894.html

最終更新日: 2026.10.11