西尾家住宅レンガ塀とは

西尾家住宅レンガ塀は、高知県安芸郡奈半利町乙の西尾家住宅の敷地の西辺と南辺に築かれた大正初期の煉瓦造の塀で、平成12年(2000年)10月18日に登録有形文化財に登録された。延長は10メートル。

登録番号は39-0024。文化庁データベースの種別は「その他工作物」で、西尾家住宅の6件のうち建物でないのは西尾家住宅レンガ塀だけである。

登録の理由:イギリス積の煉瓦塀

塀は納屋の南西端から始まり、敷地の南西の角で折れ曲がって、東南隅に建つ蔵の南西端に取り付く。南辺の西寄りに出入口が1か所開く。

煉瓦は1枚厚のイギリス積で、基礎石の上に29段を積み、頂部に小さな屋根を載せる。イギリス積は、煉瓦の長い面を見せる段と短い面を見せる段を1段ずつ交互に重ねる積み方である。

文化庁の解説は、蔵の土佐漆喰の白と鮮やかな対照をなす点を挙げている。登録基準は「造形の規範となっているもの」。

見どころ:29段の積みと小屋根

西尾家住宅レンガ塀では、段ごとに煉瓦の向きが入れ替わる目地の模様をまず確かめたい。長手の段と小口の段が交互に重なるので、横から見ると縞のような規則正しいリズムが生まれる。

高さは基礎石から数えて煉瓦29段分。頂部の小屋根は塀の上面を雨から守る。奈半利の町並みには漆喰の白壁のあいだに赤煉瓦の蔵や塀も点在しており、西尾家住宅レンガ塀もその一つに数えられる。

見学方法

西尾家住宅レンガ塀は個人の住宅の外周をなす塀で、敷地の中には入れない。塀は敷地の外側に面しているため、蔵とあわせて道路から見える範囲で眺めることになる。

南辺の出入口は住まいの通用口でもあるので、前に立ち止まって出入りの妨げにならないよう気をつけたい。

Q&A

Q西尾家住宅レンガ塀はいつ造られ、いつ登録されましたか?
A大正初期の煉瓦塀で、平成12年(2000年)10月18日に登録有形文化財に登録されました。
Q西尾家住宅レンガ塀の積み方は?
A煉瓦1枚厚のイギリス積で、基礎石の上に29段を積み、頂部に小屋根を載せています。
Q西尾家住宅レンガ塀はどこからどこまで続いていますか?
A納屋の南西端から敷地の西辺を通り、南西の角で折れて南辺を進み、蔵の南西端に取り付きます。延長は10メートルです。
Q西尾家住宅レンガ塀の見どころは?
A段ごとに煉瓦の向きが変わるイギリス積の模様と、蔵の土佐漆喰の白との色の対比です。
Q西尾家住宅レンガ塀は見学できますか?
A敷地には入れませんが、塀は敷地の外側に面しているので、道路から見える範囲で眺められます。

基本情報

名称西尾家住宅レンガ塀
所在地高知県安芸郡奈半利町乙1578
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成12年(2000年)10月18日登録
員数1棟
寸法煉瓦造、延長10メートル
所有者個人
公開状況非公開(外観は道路から見える範囲で)

参考文献

西尾家住宅レンガ塀(文化庁 国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00001974
国登録有形文化財<建造物>(高知県 歴史文化財課)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2023062200186/
西尾家住宅レンガ塀(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/114854
奈半利古い町並み(日本遺産 ゆずとりんてつ 中芸の観光スポット)
https://yuzuroad.jp/spot/%E5%A5%88%E5%8D%8A%E5%88%A9%E5%8F%A4%E3%81%84%E7%94%BA%E4%B8%A6%E3%81%BF-%EF%BC%88%E5%A5%88%E5%8D%8A%E5%88%A9%E7%94%BA%EF%BC%89/

最終更新日: 2026.09.29