大覚寺宸殿とは
大覚寺宸殿は、京都市右京区嵯峨の大覚寺にある元和5年(1619年)建立の入母屋造・檜皮葺の建物で、昭和2年(1927年)4月25日に国の重要文化財に指定された。読みは「だいかくじしんでん」。後水尾天皇から下賜された寝殿造りの建物である(文化庁、大覚寺)。
文化庁の記録では、桁行20.0メートル、梁間13.6メートル、一重、入母屋造、檜皮葺。所有者は宗教法人大覚寺である。大覚寺は嵯峨天皇の離宮を寺院に改めた門跡寺院で、「嵯峨御所」として知られる(京都市観光協会)。
東福門院の女御御殿
大覚寺によれば、宸殿は徳川2代将軍秀忠の娘で、天皇に入内した東福門院和子が女御御殿として使っていた建物で、後水尾天皇から大覚寺に下賜された。京都市観光協会も、宸殿を東福門院和子が使った建物と紹介している。
正面には御所の名残として右近の橘と左近の梅が植えられている(大覚寺)。
重要文化財としての価値
大覚寺宸殿は昭和2年(1927年)に重要文化財に指定された。宸殿の牡丹の間と紅梅の間を飾る狩野山楽筆の「牡丹図」「紅梅図」は、桃山の金碧画の代表的な作品として知られる(大覚寺、京都市観光協会)。
見どころ
大覚寺宸殿は桁行20.0メートル、梁間13.6メートルの入母屋造・檜皮葺の建物である(文化庁)。妻飾りや破風板、天井などに装飾が凝らされ、蔀戸の蝉の飾りは精巧な作りになっている(大覚寺)。
宸殿と心経前殿を結ぶ回廊は「村雨の廊下」と呼ばれ、天井は刀や槍を振り上げられないよう低く造られ、床は鶯張りになっている(大覚寺)。
参拝について
京都市観光協会によれば、大覚寺の参拝時間はお堂エリア・大沢池エリアとも午前9時から午後5時(受付は午後4時30分まで)。拝観料はお堂エリアが大人800円、小中高生400円、大沢池エリアが大人500円、小中高生100円。寺内の行事などで不定期に休むことがある。
交通は市バス・京都バス「大覚寺」下車すぐ、JR山陰本線嵯峨嵐山駅北口から徒歩約20分。電話は075-871-0071(京都市観光協会)。お堂内での写真・ビデオ撮影は禁止されている(大覚寺)。
Q&A
- 大覚寺宸殿はいつ建てられましたか?
- 元和5年(1619年)です(文化庁)。
- 大覚寺宸殿はもともと誰の建物でしたか?
- 東福門院和子が女御御殿として使った建物で、後水尾天皇から下賜されました(大覚寺)。
- 大覚寺宸殿の襖絵は?
- 狩野山楽筆の「牡丹図」「紅梅図」です(大覚寺、京都市観光協会)。
- 大覚寺宸殿が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 昭和2年(1927年)4月25日です。
- 大覚寺宸殿は見学できますか?
- 大覚寺のお堂エリアは午前9時から午後5時まで参拝でき、大人の拝観料は800円です(京都市観光協会)。
基本情報
| 名称 | 大覚寺宸殿(だいかくじしんでん) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和2年(1927年)4月25日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行20.0メートル、梁間13.6メートル、一重、入母屋造、檜皮葺 |
| 所有者 | 宗教法人大覚寺 |
| 公開状況 | 参拝可(お堂エリア、有料) |
参考文献
- 大覚寺宸殿(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1888
- お堂エリアのご案内(大覚寺)
- https://www.daikakuji.or.jp/precincts/
- 大覚寺(京都観光Navi 京都市観光協会)
- https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=402
最終更新日: 2026.10.07