旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋とは:大庄屋の風格を伝える茅葺の農家

旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋は、京都府南丹市美山町三埜にある明治時代前期の木造平屋建・茅葺の農家で、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財に登録された。

文化庁の国指定文化財等データベースに記された構造は、木造平屋建、茅葺、建築面積156平方メートル。登録番号は26-0300、登録年月日は平成20年(2008年)4月18日、登録基準は「造形の規範となっているもの」である。

登録の理由:かつての大庄屋の風格

文化庁は、この主屋をかつての大庄屋の風格を伝える農家建築と評価している。大庄屋は、江戸時代に複数の村をまとめる役を担った有力な農家の呼び名で、屋敷の規模や座敷の格式にその立場が表れる。

主座敷にトコと付書院を構えるなど、農家でありながら客を迎える格式の高い部屋を備えている点に、その風格が表れている。

見どころ:入母屋の茅葺屋根と南北に分かれた間取り

主屋は入母屋造の茅葺で、まわりに桟瓦葺の庇を付けている。西を正面として建ち、茅葺の大屋根と瓦の庇の二段構えが外観の特徴である。

内部は南半分を広い土間とし、北半分に座敷やイタノマ、ナンドを設ける。西面の北端が主座敷で、トコと付書院を構える。作業の場である土間と、暮らしと接客の場である床上部分が、建物の南北ではっきり分かれている。

外から見る場合は、大屋根の茅の厚みと、その下にめぐる瓦の庇の線に注目したい。

見学方法:主屋の見学

旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋の内部公開について、公式の案内は確認できなかった。所有者の案内がない限り、敷地に立ち入らず外観を見るにとどめてほしい。

屋敷全体の所在地、訪問の方法と注意は旧小山家住宅(田村屋螢庵)のページにまとめてある。

Q&A

Q旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では明治時代前期の建築です。平成20年(2008年)に登録有形文化財に登録されました。
Q旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋の屋根は?
A入母屋造の茅葺で、まわりに桟瓦葺の庇が付いています。
Q旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋の間取りは?
A南半分が広い土間、北半分が座敷・イタノマ・ナンドで、西面北端の主座敷にトコと付書院があります。
Q旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋が登録された理由は?
Aかつての大庄屋の風格を伝える農家建築として、「造形の規範となっているもの」の基準で登録されました。
Q旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋は見学できますか?
A内部公開の公式案内は確認できませんでした。無断で敷地に入らないでください。

基本情報

名称旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋
所在地京都府南丹市美山町三埜小山ノ元38
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成20年(2008年)4月18日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、茅葺、建築面積156平方メートル
所有者株式会社ニシオアセット
公開状況敷地・建物の公開の公式案内なし

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007078
文化遺産オンライン「旧小山家住宅(田村屋螢庵)主屋」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/191800

最終更新日: 2026.09.27