岩船寺石室とは
岩船寺石室は、京都府木津川市加茂町岩船の岩船寺にある応長2年(1312年)の銘をもつ石造の仏龕で、昭和27年(1952年)11月22日に国の重要文化財に指定された。読みは「がんせんじせきしつ」。十三重石塔から少し離れた山の斜面にある(岩船寺)。
文化庁の記録では、石造仏龕で、「応長第二」「願主盛現」の刻銘がある。所有者は岩船寺である。岩船寺は京都府と奈良県の境の当尾にある真言律宗の寺で、三重塔・十三重石塔・石室・五輪塔の4件が重要文化財に指定されている(文化庁、岩船寺)。
重要文化財としての価値
岩船寺石室は昭和27年(1952年)に重要文化財に指定された。文化庁は鎌倉時代後期の応長2年(1312年)の石造仏龕と記録している。
見どころ
岩船寺石室は花崗岩製で、前面に2本の角材の柱を立て、その上に寄棟造の一枚岩の屋根を架けた珍しい様式である(岩船寺)。
奥壁の一枚岩には薄肉彫りの不動明王像があり、その左右に「応長第二初夏六日」「願主盛現」と線刻されている。岩船寺によれば、この年は3月に正和に改元されており、改元前に刻まれていた銘とみられる。
拝観について
岩船寺の拝観時間は、3月から11月が午前8時30分から午後5時、12月から2月が午前9時から午後4時で、年中無休。入山拝観志納料は大人500円、中高生400円、小学生200円(岩船寺)。境内に駐車場はない。
交通はJR関西本線(大和路線)加茂駅から木津川市コミュニティバスで約16分、「岩船寺」下車すぐ。奈良から季節運行のバスもある(岩船寺)。
Q&A
- 岩船寺石室はいつ造られましたか?
- 応長2年(1312年)の銘があります(文化庁、岩船寺)。
- 岩船寺石室の形の特徴は?
- 前面に2本の角柱を立て、一枚岩の寄棟屋根を架けた珍しい様式です(岩船寺)。
- 岩船寺石室には何が刻まれていますか?
- 奥壁に薄肉彫りの不動明王像と、「応長第二初夏六日」「願主盛現」の銘があります(岩船寺)。
- 岩船寺石室が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 昭和27年(1952年)11月22日です。
- 岩船寺石室は見学できますか?
- 岩船寺は年中無休で、3月から11月は午前8時30分から午後5時まで拝観できます。大人の志納料は500円です(岩船寺)。
基本情報
| 名称 | 岩船寺石室(がんせんじせきしつ) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府木津川市加茂町大字岩船 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和27年(1952年)11月22日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 石造仏龕で、「応長第二」「願主盛現」の刻銘がある |
| 所有者 | 岩船寺 |
| 公開状況 | 拝観可(有料) |
参考文献
- 岩船寺石室(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2036
- 岩船寺(公式サイト)
- https://gansenji.or.jp/
- 拝観案内・アクセス(岩船寺)
- https://gansenji.or.jp/access.html
最終更新日: 2026.10.07