浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)とは:京都の一条大宮から移建された、気品ある軽快な意匠の平安時代の三重塔

浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)(じょうるりじさんじゅうのとう(くたいじさんじゅうのとう))は、京都府木津川市加茂町西小の浄瑠璃寺にある平安時代後期の三重塔で、昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、三間三重塔婆、檜皮葺である。

文化庁によると、治承2年(1178年)に京都の一条大宮から移建したもので、建立年代は平安時代にさかのぼると考えられる。

浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)の意匠

文化庁の詳細解説によると、三間三重の木割の細い塔で、各重とも三手先の組物で深い軒を支え、勾配の緩い垂木や檜皮葺の屋根が、真反りの軒とともに気品のある軽快な意匠をつくっている。

露盤の銘から正応5年(1292年)に修理が施されたことが知られ、細部には鎌倉時代の補修がみられるが、組物や垂木、軒の構造には藤原時代の様式がうかがわれる。

浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)の見どころ

文化庁は、平安時代の三重塔として優れた遺構であり、初重の内部に極彩色が施されていて、平安時代の装飾絵画を知るうえでよい資料になっているとしている。

浄瑠璃寺によると、塔は本尊として木造の薬師如来を安置する。初重の壁の仏画は、修理が行われた鎌倉時代後期のものと推定されている。

浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)の見学方法

木津川市観光協会は、境内に入ると、まず三重塔の中の薬師如来に手を合わせ、振り返って池越しに本堂の阿弥陀如来に手を合わせる参拝の順を紹介している。

浄瑠璃寺の由緒と拝観の案内は、浄瑠璃寺のグループページにまとめている。

Q&A

Q浄瑠璃寺三重塔はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定されました。
Q浄瑠璃寺三重塔はどこから移されたのですか?
A治承2年(1178年)に京都の一条大宮から移建されました。
Q浄瑠璃寺三重塔の意匠の特徴は?
A三手先の組物で深い軒を支え、緩い勾配の屋根と真反りの軒が気品のある軽快な姿をつくります。
Q三重塔の中には何がありますか?
A浄瑠璃寺によると、木造の薬師如来が安置されています。
Q初重の彩色の年代は?
A文化庁は平安時代の装飾絵画の資料とし、浄瑠璃寺は鎌倉時代後期の修理時のものと推定しています。

基本情報

名称浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)(じょうるりじさんじゅうのとう(くたいじさんじゅうのとう))
所在地京都府木津川市加茂町西小札場40
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和27年(1952年)3月29日指定
員数1基
寸法三間三重塔婆、檜皮葺
所有者浄瑠璃寺
公開状況拝観料500円

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2031
浄瑠璃寺「三重塔」(英語)
https://joruriji.jp/en/contents/content02/
木津川市観光協会「浄瑠璃寺」
https://www.0774.or.jp/148/

最終更新日: 2026.09.30