瑞巖寺とは
瑞巖寺は、宮城県宮城郡松島町松島にある臨済宗の寺院で、伊達政宗が再興して慶長14年(1609年)に完成した本堂(元方丈)と庫裏及び廊下が国宝、御成門、中門、五大堂が重要文化財に指定されている。所在地は松島町松島字町内91。
文化庁の解説によれば、瑞巖寺は天長5年(828年)に慈覚大師円仁が創立したと伝えられ、はじめは円福寺といった。宝治2年(1248年)に禅宗となり、その後荒廃していたのを、慶長6年(1601年)に仙台城に入った伊達政宗が、慶長9年(1604年)から自ら縄張りを行って再興した。寺の公式サイトは、5年の歳月をかけて慶長14年(1609年)に完成したと記している。
境内の配置
宮城県の解説によれば、中門をくぐって中庭に入ると、正面に本堂、右に庫裏と廊下、左に御成玄関が見える。御成玄関の前には御成門があり、御成門と中門は太鼓塀と呼ばれる塀で結ばれている。庫裏は本堂の向かって右手前にあり、折れ曲がった廊下で本堂とつながる(文化庁)。
五大堂は、これらの伽藍とは離れた松島の海辺の小島に建ち、透かし橋と呼ばれる橋を渡って参拝する。宮城県によれば、五大堂に渡る3つの橋は令和5年度から6年度にかけて大規模に改修され、令和7年(2025年)3月に通行止めが解除された。
指定の内訳
指定は5件である。本堂(元方丈)は明治33年(1900年)に旧法で指定され、昭和28年(1953年)に国宝となった。庫裏及び廊下は明治36年(1903年)に旧法で指定され、昭和34年(1959年)に国宝となった。御成門と中門は明治33年(1900年)、五大堂は明治34年(1901年)に指定されている。御成門と中門にはそれぞれ太鼓塀2棟が、五大堂には厨子と棟札が附として含まれる。
五大堂は慶長9年(1604年)、ほかの4件は慶長14年(1609年)頃の建築で、いずれも政宗による再興の時期のものである。宮城県は五大堂を仙台圏内で最古の桃山建築としている。
拝観とアクセス
瑞巖寺の公式サイトによれば、拝観料は大人1,000円、子供(小・中学生)500円で、30名以上の団体は大人900円、子供400円。開門は午前8時30分で、閉門は1月と12月が午後3時30分、2月と11月が午後4時、3月と10月が午後4時30分、4月から9月が午後5時である。最終受付は閉門の30分前、拝観の所要時間は30分から40分ほど。本堂と庫裏は車いすで拝観できず、車いすで入れるのは宝物館のみである。
JR仙石線の松島海岸駅から徒歩10分、JR東北本線の松島駅から徒歩25分。専用駐車場はない(公式サイト)。境内の案内ガイドは松島観光ガイド(電話022-354-3218)が受け付けている。五大堂は伽藍とは別の場所にあり、nippon.comの案内では午前8時から日没まで無料で参拝できる。
参考文献
- 瑞巖寺本堂(元方丈)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/132
- 瑞巖寺庫裏及び廊下(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/136
- 指定文化財〈国宝〉瑞巌寺本堂(宮城県)
- https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/04zuiganji.html
- 指定文化財〈重要文化財〉瑞巖寺御成門、瑞巖寺中門(宮城県)
- https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/0607zuiganji.html
- 指定文化財〈重要文化財〉瑞巌寺五大堂(宮城県)
- https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/03godaidou.html
- 拝観案内(国宝 瑞巌寺)
- https://www.zuiganji.or.jp/guide/
- 五大堂に渡る「透かし橋」の改修工事が完了しました(宮城県)
- https://www.pref.miyagi.jp/documents/51735/kouzikanryou.pdf
- 日本三景 松島:伊達家ゆかりの「五大堂」「瑞厳寺」「円通院」を訪ねる(nippon.com)
- https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu900006/
最終更新日: 2026.10.04
基本情報
| 名称 | 瑞巖寺 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県宮城郡松島町松島字町内91 |
| 所有者 | 瑞巖寺 |
| 指定 | 国宝 2件・重要文化財 3件 |
| 座標 | 38.37156, 141.06073 |