瑞巖寺中門とは

瑞巖寺中門は、宮城県宮城郡松島町松島の瑞巖寺にある慶長14年(1609年)頃の門で、明治33年(1900年)4月7日に重要文化財に指定された。読みは「ずいがんじちゅうもん」。文化庁の記録では四脚門で、屋根は切妻造のこけら葺、太鼓塀2棟が附として指定されている。

寺の公式サイトによれば、中門は本堂の正面に位置する。本堂、庫裏、御成玄関、御成門など瑞巖寺の建物は本瓦葺が主流だが、中門だけはこけら葺である。

重要文化財としての価値

宮城県の解説によれば、中門は本柱の前後に支柱を2本ずつ、計4本を建て、本柱の上に棟線が乗る前後対称の四脚門である。絵様肘木や虹梁の木鼻は奇抜で独創的で、壁がなく骨組が露出した、雄勁にして枯淡な門と評されている。

宮城県は、重厚な薬医門の御成門と、骨組を見せる軽やかな中門という対照的な意匠に注目している。中門から中庭に入ると、正面に本堂、右に庫裏と廊下、左に御成玄関が見える(宮城県)。参拝者を伽藍の中心へ導く門である。

見どころ

中門の前では、まず屋根を見たい。瑞巖寺の建物のなかで唯一のこけら葺で、薄い板を重ねた切妻屋根が、本瓦葺の建物群のなかで軽やかな印象を与える。

次に、柱の上の絵様肘木と虹梁の木鼻に目を向けたい。宮城県が奇抜で独創的と評する部分である。正面に掲げる扁額「瑞嵓円福禅寺」は、瑞巖寺100世の洞水東初禅師の揮毫と寺は紹介している。

拝観について

中門は瑞巖寺の境内にあり、本堂へ向かう順路の正面に建つ。拝観料・時間・交通は瑞巖寺のページにまとめてある。

Q&A

Q瑞巖寺中門はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では慶長14年(1609年)頃の建築です。
Q瑞巖寺中門が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A明治33年(1900年)4月7日に指定されました。附として太鼓塀2棟が含まれます。
Q瑞巖寺中門の特徴は?
A切妻造、こけら葺の四脚門で、瑞巖寺の建物のなかで唯一こけら葺です。壁がなく骨組が露出しています。
Q瑞巖寺中門の扁額には何と書かれていますか?
A「瑞嵓円福禅寺」と書かれ、瑞巖寺100世の洞水東初禅師の揮毫です。
Q瑞巖寺中門と御成門の違いは?
A中門は骨組を見せる軽やかなこけら葺の四脚門、御成門は軒の深い本瓦葺の重厚な薬医門で、宮城県はその対照的な意匠に注目しています。

基本情報

名称瑞巖寺中門(ずいがんじちゅうもん)
所在地宮城県宮城郡松島町松島字町内91(瑞巖寺)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年明治33年(1900年)4月7日指定
員数1棟(附 太鼓塀2棟)
寸法四脚門、切妻造、こけら葺
所有者瑞巖寺
公開状況境内で見学可

参考文献

瑞巖寺中門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/134
指定文化財〈重要文化財〉瑞巖寺御成門、瑞巖寺中門(宮城県)
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/0607zuiganji.html
中門(瑞巌寺)
https://zuiganji.or.jp/guide/keidai_05.php
拝観案内(瑞巌寺)
https://www.zuiganji.or.jp/guide/

最終更新日: 2026.10.04