瑞巖寺五大堂とは

瑞巖寺五大堂は、宮城県宮城郡松島町松島の海辺の小島に建つ瑞巖寺の仏堂で、慶長9年(1604年)に伊達政宗が造営し、明治34年(1901年)3月27日に重要文化財に指定された。読みは「ずいがんじごだいどう」。厨子1基と棟札1枚が附として指定されている。

文化庁の記録では、桁行3間、梁間3間、一重の宝形造で、正面に1間の向拝を付け、屋根は本瓦葺である。宮城県によれば「慶長第九歳次甲辰十二月六日」の棟札があり、仙台圏内で最古の桃山建築とされる。寺は東北地方に現存する最古の桃山建築と紹介している。

重要文化財としての価値

宮城県の解説によれば、五大堂は素木造で、方3間の堂に向拝を付け、勾欄付きの縁をめぐらす。軒の出が大きく、全体に落ち着いた比例をもつ。向拝の虹梁上の蟇股や木鼻、手挟、本堂四面の蟇股と十二支の彫刻は雄健である。

内部には、奇巧をこらし彩色を施した家形の厨子を置き、平安時代中期から後期の五大明王像を安置している(宮城県)。寺は、五大明王像を慈覚大師の手彫りと伝え、33年に一度開帳するとしており、次回は2039年の予定である。

見どころ

見どころは軒まわりの蟇股の彫刻である。寺によれば、方位に従って十二支が彫られており、堂のまわりを巡って自分の干支を探すことができる。

正面の扁額には「五太堂」と彫られている。寺は、正しくは「五大堂」で、揮毫した瑞巖寺105世天嶺性空禅師の筆の遊びと思われると説明している。堂へは透かし橋と呼ばれる橋を渡って向かい、海に浮かぶ小島の上から松島湾の景色が広がる。

参拝について

五大堂は瑞巖寺の伽藍とは離れた海辺に建ち、透かし橋を渡って参拝する。宮城県によれば、五大堂に渡る3つの橋は令和5年度から6年度にかけて改修され、令和7年(2025年)3月15日に通行止めが解除された。

nippon.comの案内では、参拝は午前8時から日没までで、無料である。内部の五大明王像は秘仏で、33年に一度の開帳のときにだけ拝観できる。五大堂の御朱印は瑞巖寺の朱印所で授与される(公式サイト)。

Q&A

Q瑞巖寺五大堂はいつ建てられましたか?
A慶長9年(1604年)に伊達政宗が造営しました。棟札には慶長9年12月6日の日付があります。
Q瑞巖寺五大堂が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A文化庁の記録では明治34年(1901年)3月27日です。
Q五大堂の五大明王像は見られますか?
A秘仏で、33年に一度開帳されます。次回は2039年の予定です。
Q五大堂の彫刻の見どころは?
A軒まわりの蟇股に方位に従って十二支が彫られています。向拝の蟇股や木鼻、手挟の彫刻も雄健です。
Q五大堂の参拝に料金はかかりますか?
Anippon.comの案内では無料で、参拝は午前8時から日没までです。透かし橋を渡って小島へ向かいます。

基本情報

名称瑞巖寺五大堂(ずいがんじごだいどう)
所在地宮城県宮城郡松島町松島(海辺の小島)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年明治34年(1901年)3月27日指定
員数1棟(附 厨子1基、棟札1枚)
寸法桁行3間、梁間3間、一重、宝形造、向拝1間、本瓦葺
所有者瑞巖寺
公開状況参拝可(午前8時から日没、無料。nippon.comによる)。五大明王像は33年に一度開帳

参考文献

瑞巖寺五大堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/135
指定文化財〈重要文化財〉瑞巌寺五大堂(宮城県)
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/03godaidou.html
五大堂(瑞巌寺)
https://zuiganji.or.jp/guide/keidai_15.php
五大堂に渡る「透かし橋」の改修工事が完了しました(宮城県)
https://www.pref.miyagi.jp/documents/51735/kouzikanryou.pdf
日本三景 松島:伊達家ゆかりの「五大堂」「瑞厳寺」「円通院」を訪ねる(nippon.com)
https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu900006/
拝観案内(瑞巌寺)
https://www.zuiganji.or.jp/guide/

最終更新日: 2026.10.04