霊山寺三重塔とは:檜皮葺の小さな三重塔
霊山寺三重塔(りょうせんじさんじゅうのとう)は、奈良県奈良市中町の霊山寺にある三重塔で、文化庁の記録では室町時代前期の文和5年(1356年)の建立とされ、明治32年(1899年)4月5日に重要文化財に指定された。
文化庁の記録では、形式は三間三重塔婆、屋根は檜皮葺、員数は1基である。寺の案内によると総高は17メートルの小塔である。
建立年代については、寺の案内は弘安6・7年(1283年・1284年)頃の建立と推定しており、文化庁の記録と70年余りの差がある。本文では両方を示しておく。
霊山寺三重塔の価値
寺の案内は霊山寺三重塔を鎌倉期の純和様の塔とし、各重の中央の間に板扉、両脇の間に連子窓を入れ、組物もよく整った姿を華麗と評している。
初重の内部の壁面には、巨勢金岡筆と伝わる極彩色の壁画があり、寺の案内によると重要文化財に指定されている。塔と一体の空間に、彩色画が残っている点も霊山寺三重塔の特色である。
霊山寺三重塔の見どころ:板扉と連子窓の並び
塔の前に立ったら、三つの重ねの正面を下から順に見上げたい。どの重でも中央に板扉、左右に連子窓を配する同じ構成が繰り返され、上へいくほど小さくなっていく。
軒の下の組物と、檜皮葺の屋根の軽やかな反りも見どころである。総高17メートルの小ぶりな塔なので、各重の細部を地上から比較的はっきり確かめられる。
霊山寺三重塔の見学方法
塔は外から見学する。寺の案内によると、初重内部の壁画は非公開である。境内への行き方と拝観料は霊山寺のページにまとめてある。
Q&A
- 霊山寺三重塔はいつ建てられたのですか?
- 文化庁の記録では文和5年(1356年)、寺の案内では弘安6・7年(1283年・1284年)頃と推定されています。
- 霊山寺三重塔の高さは?
- 寺の案内によると総高17メートルです。
- 霊山寺三重塔の内部は見られますか?
- 初重内部には巨勢金岡筆と伝わる壁画がありますが、非公開です。
- 霊山寺三重塔はいつ重要文化財に指定されましたか?
- 明治32年(1899年)4月5日に指定されました。
- 霊山寺三重塔の屋根は何葺ですか?
- 檜皮葺です。
基本情報
| 名称 | 霊山寺三重塔(りょうせんじさんじゅうのとう) |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県奈良市中町 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 明治32年(1899年)4月5日指定 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 三間三重塔婆、檜皮葺、総高17メートル(寺の案内) |
| 所有者 | 霊山寺 |
| 公開状況 | 外観を見学可。内部は非公開 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「霊山寺三重塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2486
- 霊山寺「入山のご案内」
- https://www.ryosenji.jp/guidance.html
- 霊山寺「堂塔・宝物」
- https://www.ryosenji.jp/treasure.html
最終更新日: 2026.09.27