旧植田家住宅控舎(番部屋)とは

旧植田家住宅控舎(番部屋)は、大阪府八尾市植松町にある明治中期の土蔵造の小さな建物で、安中新田の会所屋敷を受け継ぐ屋敷の表門の脇に建ち、平成18年(2006年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅううえだけじゅうたくひかえしゃ(ばんべや)」。

文化庁の記録では、土蔵造平屋建、瓦葺で、建築面積は18平方メートル。登録番号は27-0364である。

表門の脇の小さな土蔵造

旧植田家住宅控舎(番部屋)は、敷地北西の道路に面し、表門を介して土蔵一の北東に接続する(文化庁)。桁行2間半、梁間2間の土蔵造平屋建で、屋根は切妻造の桟瓦葺とする。

敷地の内側には瓦葺の庇を付けて戸口を開く(文化庁)。腰回りは敷地の内側を竪板張、道路側を鉄板張として、内と外で仕上げを変えている。内部は8畳間で、床の間と物入が付く。

登録有形文化財としての価値

旧植田家住宅控舎(番部屋)は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録された(文化庁)。表門、土蔵一とともに道路側に並ぶ建物で、5件のなかでは建築面積18平方メートルと最も小さいが、門の脇を固めることで、会所屋敷の表構えが北東の端まで途切れずに続いている。

番部屋から事務室へ

番部屋は、門の出入りを見張る番人が詰める部屋を指す呼び名である。旧植田家住宅控舎(番部屋)は表門のすぐ脇という出入口を押さえる位置にありながら、8畳に床の間を備えた座敷の構えをもつ(文化庁)。施設のリーフレットの案内図では、現在は事務室として示されている。

見どころ

道路側では、旧植田家住宅控舎(番部屋)の腰の鉄板張と、隣の表門の黒漆喰との取り合いを見たい(文化庁)。敷地の内側に回ると、瓦葺の庇の下に戸口があり、腰の仕上げが竪板張に変わっていることが分かる。

見学について

旧植田家住宅控舎(番部屋)の外観は、道路側と敷地の内側の両方から見られる。施設の案内図では事務室として示されており、内部の公開についての案内は見当たらない(施設リーフレット)。開館日や観覧料は旧植田家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q旧植田家住宅控舎(番部屋)はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では明治中期です。
Q旧植田家住宅控舎(番部屋)の内部はどうなっていますか?
A8畳間に床の間と物入が付いています(文化庁)。
Q旧植田家住宅控舎(番部屋)の中は見学できますか?
A施設の案内図では事務室として示されており、内部公開の案内は見当たりません(施設リーフレット)。
Q旧植田家住宅控舎(番部屋)はどこにありますか?
A敷地北西の道路沿い、表門の北東側にあり、表門を介して土蔵一とつながっています(文化庁)。
Q旧植田家住宅控舎(番部屋)が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称旧植田家住宅控舎(番部屋)(きゅううえだけじゅうたくひかえしゃ(ばんべや))
所在地大阪府八尾市植松町1-20-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)3月27日登録
員数1棟
寸法土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積18㎡
所有者八尾市
公開状況外観のみ見学可(事務室として使用、観覧料あり)

参考文献

旧植田家住宅控舎(番部屋)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005477
安中新田会所跡 旧植田家住宅(施設公式サイト)
https://kyu-uedakejutaku.jp/
安中新田会所跡旧植田家住宅 リーフレット(施設)
https://kyu-uedakejutaku.jp/img/uedake_guide_leaf.pdf

最終更新日: 2026.11.06