横山家住宅蔵とは

横山家住宅蔵は、大阪府高槻市城北町の旧高槻城下町にある横山家住宅の敷地後方に建つ江戸末期(1830〜1868年)の土蔵造2階建の蔵で、平成25年(2013年)に登録有形文化財に登録された。読みは「よこやまけじゅうたくくら」。

横山家住宅蔵は納屋の西隣に南北棟で建ち、桁行5m、梁間4.1m、建築面積は21㎡である。屋根は切妻造・本瓦葺で、横山家住宅の登録5件のなかで本瓦葺は横山家住宅蔵だけである。

横山家住宅蔵が登録された理由

横山家住宅蔵の登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。文化庁は、横山家住宅の屋敷構えを整える土蔵として評価している。

郷宿であった主屋の背後に、家財を守る土蔵造の蔵と、東隣の納屋が並ぶ。通りに面した主屋だけでなく、こうした付属屋がそろって残ることで、江戸時代の城下町の屋敷がどのような建物で成り立っていたかが分かる。

横山家住宅蔵の見どころ

横山家住宅蔵は南の妻面を戸口とする妻入の蔵で、戸口の上に庇を付けている。外壁は漆喰塗で、軒下に細い鉢巻を廻らせる。鉢巻は、軒の下で壁を一段厚く塗り出した帯で、土蔵の軒まわりを火から守るつくりである。

壁の下部は、腰高に縦板を張って漆喰を保護している。窓は南面の2階と、西面の1階・2階に小さく開き、いずれにも庇を付ける。白壁、細い鉢巻、腰高の縦板、庇付きの小窓と、21㎡の小さな蔵に土蔵の基本がひととおり備わっている。

本瓦葺は、平らな平瓦と半円筒形の丸瓦を交互に重ねる葺き方で、桟瓦葺より重く、手間もかかる。屋敷のほかの建物が桟瓦葺であるなかで、横山家住宅蔵だけが本瓦を用いている点は覚えておきたい。

横山家住宅蔵の見学

横山家住宅蔵は個人の住まいの一部で、内部は公開されていない。敷地の後方に建つため、南の通りからは主屋や隠居棟の背後になり、間近に見ることはできない。

不定期に屋敷の一部が公開されることがあるとされるが、横山家住宅蔵が含まれるかは確認できなかった(2026年10月時点)。屋敷全体の配置と行き方は、横山家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q横山家住宅蔵はいつ建てられましたか?
A江戸末期(1830〜1868年)の建築で、平成25年(2013年)12月24日に登録有形文化財に登録されました。
Q横山家住宅蔵の大きさと構造は?
A土蔵造2階建の南北棟で、桁行5m、梁間4.1m、建築面積21㎡です。屋根は切妻造の本瓦葺です。
Q横山家住宅蔵の外壁の特徴は?
A漆喰塗の外壁に細い鉢巻を廻らせ、腰高に縦板を張っています。南面2階と西面の上下階に庇付きの小窓を開けています。
Q横山家住宅蔵の入口はどこですか?
A南の妻面が戸口で、庇が付いています。
Q横山家住宅蔵は見学できますか?
A個人の住まいの一部で内部は非公開です。敷地の後方にあり、通りから間近に見ることはできません。

基本情報

名称横山家住宅蔵
所在地大阪府高槻市城北町1-88他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年2013年12月24日(平成25年)登録
員数1棟
寸法桁行5m、梁間4.1m、建築面積21㎡
所有者個人
公開状況非公開

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)横山家住宅蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00009801
文化遺産オンライン 横山家住宅蔵
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/279370
高槻市 指定登録文化財一覧表
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/4535.html

最終更新日: 2026.10.14