明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
画面わずか縦24.2cmの小品ながら、南宋画院の花鳥画の頂点を示す国宝。伝・李安忠筆で、枸杞のかたわらを歩む一羽を精緻に描く。足利義教の鑑蔵印を捺し、東山御物に列なる名品。根津美術館蔵、展示は不定期。
南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。
団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。
東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。
聳える山々のなか、傘をすぼめた一人の男が雨中を急ぐ。南宋の宮廷画家・馬遠の筆と伝わる国宝の絹本墨画淡彩山水図です。早く日本に渡り、室町時代の水墨画の手本となった静嘉堂の名品を、見どころとともに解説します。
東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。
東京都世田谷区の五島美術館が所蔵する国宝「紙本墨画六祖挟担図」は、中国・南宋時代(13世紀)に描かれた禅画の名品です。画面左下の「直翁」の印で知られるこの一幅は、禅宗第六祖・慧能が『金剛経』の読誦に聴き入る瞬間を、淡墨の中に濃墨を点じる罔両画様式で描き出しています。偃谿黄聞の賛が制作時期を示す貴重な作例で、1952年に国宝指定されました。拝観情報と見どころを詳しく紹介します。
東京・南青山の根津美術館が所蔵する国宝「紙本墨画漁村夕照図〈伝牧谿筆〉」は、13世紀の南宋時代に描かれたとされる水墨画の最高峰。瀟湘八景図の一図で、足利義満の鑑蔵印「道有」を捺す東山御物。夕陽の三条の光と湿潤な大気を墨だけで描き出した、数年に一度しか公開されない幻の名品です。
徳島県美馬市美馬町の安楽寺鐘楼は、明治44年に建てられた方一間吹放ち鐘楼。切石積の高い基壇に載り、湾曲した方柱を四方転びに立て、棟に鯱、西側に軒唐破風を付ける。平成21年に登録有形文化財に登録された。
大谷川堰堤は徳島県美馬市脇町の大谷川下流にある明治22年(1889年)ごろの石造堰堤で、登録有形文化財。デ・レーケの計画と伝わる緩い曲線の堤長60メートルの堰堤で、内務省の吉野川改修工事の代表的な遺構。いまは公園にも使われる。
徳島県美馬市の鎌村家住宅北井戸は、主屋の北にある明治時代中期の石組井戸。地元産の青石の板石4枚を相欠きに組んだ角形の井筒をもち、深さは3.3メートル。石敷の洗い場も残り、2007年に登録有形文化財に登録。
徳島県美馬市の鎌村家住宅蔵は、明治24年(1891年)に建てられた土蔵造2階建の蔵。内部を北の米蔵と南の倉庫に分け、漆喰の上塗りをせず中塗りで仕上げた土壁が特徴。2007年に登録有形文化財に登録された。
徳島県美馬市の鎌村家住宅納屋は、明治30年(1897年)頃に建てられた木造2階建。南端に居室、北端に馬舎と牛舎を収め、屋根は南が入母屋、北が切妻の本瓦葺。水田側の切石積の石垣の上に建つ登録有形文化財。
徳島県美馬市の鎌村家住宅東井戸は、風呂の北方にある明治時代中期の石組井戸。青石の板石4枚で組んだ1.0メートル四方の井筒、深さ7メートルの井戸、縁石で囲った洗い場が残り、2007年に登録有形文化財に登録。
徳島県美馬市の鎌村家住宅風呂は、明治時代中期に建てられた木造平屋建の小屋。建築面積5.1平方メートルに本瓦を葺き、西に風呂、東に大便所を収める。納屋の北に接して建ち、2007年に登録有形文化財に登録された。
徳島県美馬市の鎌村家住宅便所は、明治時代中期に建てられた木造平屋建の便所棟。大便所2室と小便所を一棟に並べ、戸口を北、汲取口を南面の壁下に設ける。蔵の南に建つ本瓦葺の小屋で、2007年に登録有形文化財に登録。
願勝寺山門は徳島県美馬市美馬町にある明治時代の三間一戸の八脚門で、登録有形文化財。入母屋造・本瓦葺で、2段の台輪の間に笈形付きの大瓶束などを配し、中央の間を花頭形に開けて植物文様で飾る独創的な意匠の山門である。
旧川口郵便局局舎及び主屋は徳島県三好市山城町大川持の川沿いの集落にある明治38年(1905年)の木造2階建の建物で、登録有形文化財。ペンキ塗りの洋館の局舎と出格子を構えた和館の主屋をT字形に組み合わせる。
徳島県つるぎ町の旧北室醫院主屋は、北室家が漢方医だった明治34年(1901年)に建てた木造2階建の住まい。入母屋造本瓦葺の屋根に下屋を回し、2階に木瓜枠の虫籠窓を開ける。7件で唯一「造形の規範」として登録された。
徳島県つるぎ町の旧北室醫院土蔵は、明治11年(1878年)に漢方薬の原料を保管するため建てられた土蔵造2階建の蔵で、旧北室醫院の7件で最も古い。漆喰を軒裏まで塗り込め、内部の壁と天井には鉄板を張って区画している。