齊藤商店店舗兼主屋とは

齊藤商店店舗兼主屋は、佐賀県小城市小城町字蛭子町の城下町に建つ昭和2年(1927年)頃の木造2階建の町家で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「さいとうしょうてんてんぽけんしゅおく」。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積157平方メートルで、昭和40年代(1965〜1974年)に改修されている。登録番号は41-109である。

羊羹の町の砂糖問屋

小城市によれば、小城町では明治初期から羊羹づくりが始まり、いまも20店ほどの羊羹店がある。「小城羊羹」の名で知られる町である。

齊藤商店は、その羊羹店に原料の砂糖を卸す商いをしていて、繁盛していたという。小城市は齊藤商店店舗兼主屋を、市を代表する地場産業である羊羹業の繁栄を伝える建物として歴史的に重要と位置づけている。

登録有形文化財としての価値

齊藤商店店舗兼主屋は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、城下町に建つ近代の町家として、ガラスを多く使った開放的な造りや、ミセの吹抜け、ショウウインドウといった洋風の意匠の巧みさを評価している。

小城市も、後の改修箇所はあるものの保存状態はよく、良材を用いて随所に意匠を凝らした建物としている。

見どころ

外観は切妻造平入の出桁造で、文化庁の解説によれば、建ちが高く、トラスを組んだ大屋根が特徴である。通りに立って見上げると、町家としては軒が高く、屋根が大きく見える。

正面には型ガラスを多く使い、ショウウインドウを設ける。小城市は、このショウウインドウを当時としては斬新な試みだったと評している。

内部は1階・2階とも4室を配し、欄間に松竹梅の彫刻を入れるなど意匠を凝らしている(文化庁)。

見学について

齊藤商店店舗兼主屋の一般公開の情報は見当たらない。外観は通りから見ることができるが、敷地に立ち入らず、住まいの妨げにならないよう配慮したい。

所在地は小城市小城町字蛭子町427。小城市の登録有形文化財についての問い合わせ先は、小城市教育委員会文化課(電話0952-73-8809)である。

Q&A

Q齊藤商店店舗兼主屋はいつ建てられましたか?
A昭和2年(1927年)頃で、昭和40年代(1965〜1974年)に改修されています(文化庁)。
Q齊藤商店はどんな商いをしていましたか?
A小城羊羹をつくる羊羹店に、原料の砂糖を卸していました(小城市)。
Q齊藤商店店舗兼主屋の建物の特徴は?
A切妻造平入の出桁造の2階建で、建ちが高く、トラスを組んだ大屋根をもちます。正面には型ガラスとショウウインドウを用います(文化庁・小城市)。
Q齊藤商店店舗兼主屋の内部は見学できますか?
A一般公開の情報は見当たりません。外観は通りから見ることができます。
Q齊藤商店店舗兼主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)3月27日です。

基本情報

名称齊藤商店店舗兼主屋(さいとうしょうてんてんぽけんしゅおく)
所在地佐賀県小城市小城町字蛭子町427
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)3月27日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積157平方メートル
所有者文化庁DBに記載なし
公開状況公開情報なし(外観は通りから見学可)

参考文献

齊藤商店店舗兼主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012256
小城市の文化財(登録有形文化財)(小城市)
https://www.city.ogi.lg.jp/main/9887.html

最終更新日: 2026.10.14