妻沼聖天山歓喜院とは

妻沼聖天山歓喜院は、埼玉県熊谷市妻沼にある治承3年(1179年)創建と伝わる高野山真言宗の寺院で、境内の聖天堂が平成24年(2012年)に国宝、貴惣門が昭和59年(1984年)に重要文化財に指定され、仁王門や籠堂など9件が平成29年(2017年)5月2日に登録有形文化財(建造物)として登録された。所在地は熊谷市妻沼1511。

本尊を祀る聖天堂は、文化庁によれば享保5年(1720年)に院主の海算が再建を発願し、民衆の寄進を募って地元の大工林兵庫正清が建てた。奥殿・中殿・拝殿からなる権現造で、宝暦10年(1760年)までに完成している。埼玉県は、聖天堂を県内唯一の国宝建造物と紹介している。

境内の配置

正門にあたる貴惣門は、聖天堂の東方約200メートルの位置に東を向いて建つ。そこから参道を進んだ奥、聖天堂の正面に仁王門が構える。仁王門の前の南寄りには手水の水屋、その南に閼伽井堂がある。

聖天堂の北東には祈願者のための籠堂が建ち、籠堂の西に鐘楼がある。聖天堂の背後には三つの小社が並び、北から三宝荒神社、五社大明神、天満社の順となる。境内北方の小高い場所には、昭和33年(1958年)の木造多宝塔である平和の塔が建つ。

登録された9件は、江戸時代中期から昭和中期までの建物である。国宝・重要文化財・登録有形文化財の三つの区分の建物が、一つの境内に並んでいる。

拝観とアクセス

埼玉県の案内によれば、境内は常時開放されていて参拝は無料である。聖天堂の拝観のみ有料で700円、時間は午前9時30分から午後4時30分(最終受付は午後4時)。熊谷市のガイドマップも拝観受付を午前9時30分から午後4時としている。季節や行事で変わることがあるので、訪れる前に寺の案内を確かめたい。

JR高崎線・秩父鉄道の熊谷駅正面口から、朝日バスの太田駅行・妻沼聖天前行・西小泉駅行・西矢島行に乗り、「妻沼聖天前」で下車する。車で訪れる場合は寺の駐車場を利用できる。

参考文献

国指定文化財等データベース 歓喜院聖天堂(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/463
国指定文化財等データベース 歓喜院貴惣門(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/3736
国指定文化財等データベース 歓喜院籠堂(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011449
熊谷市の観光素材(埼玉県)
https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b0110/hokubutiikinogaiyou/gunmadc-kankousozai-kumagaya.html
熊谷市観光ガイドマップ2024(熊谷市)
https://www.city.kumagaya.lg.jp/kanko/midokoro/kankoguidemap.files/kumagayaguidemap2024.pdf

最終更新日: 2026.10.01

基本情報

名称妻沼聖天山歓喜院
所在地埼玉県熊谷市妻沼1511
所有者宗教法人歓喜院
指定国宝 1件・登録有形文化財 9件
座標36.22800, 139.37488