歓喜院水屋とは

歓喜院水屋は、埼玉県熊谷市妻沼の妻沼聖天山歓喜院にある明治16年から30年(1883年から1897年)のあいだに建てられた手水の水屋で、平成29年(2017年)5月2日に登録有形文化財(建造物)として登録された。読みは「かんぎいんみずや」。

歓喜院水屋は境内の仁王門の正面、南寄りに建つ。文化庁の記録では、木造、瓦葺、面積3.4平方メートルである。

桁行1間、梁間1間の切妻造桟瓦葺で、柱を内側へ傾けた内転びとし、中央に石製の水盤を据える。

登録の理由と価値

歓喜院水屋の登録番号は11-0167で、境内の9件と同じ日に登録された。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

文化庁は、規模に比して豪奢で重厚な印象を与えると評している。面積わずか3.4平方メートルの手水舎に、寺の門前と同じ水準の彫刻と組物を備える。

見どころ

内転びの柱

4本の柱は上へ向かってわずかに内側へ傾く。小さな建物を安定して見せる工夫で、正面から見ると柱の傾きが分かる。

太い虹梁と大ぶりの蟇股

軒は出組の組物で太い虹梁を支え、虹梁、大ぶりの蟇股、支輪にさまざまな彫刻を施している。手を清めるときに見上げると、小さな屋根の下に彫刻が詰まっている。

見学方法

歓喜院水屋は参道の仁王門前にあり、境内に入れば見ることができる。境内は常時開放で無料である。

Q&A

Q歓喜院水屋は見学できますか。
A歓喜院水屋は参道の仁王門前にあり、境内に入れば見ることができる。境内は常時開放で無料である。
Q歓喜院水屋はいつ建てられ、いつ登録有形文化財になりましたか。
A明治16年から30年(1883年から1897年)のあいだに建てられた手水の水屋で、平成29年(2017年)5月2日に登録されました。登録番号は11-0167です。
Q歓喜院水屋の構造と規模は。
A木造、瓦葺、面積3.4平方メートルです。
Q歓喜院水屋の中には何がありますか。
A中央に石製の水盤が据えられています。
Q歓喜院水屋の特徴は。
A柱を内転びとし、出組で太い虹梁を支え、虹梁・蟇股・支輪に彫刻を施した、規模に比して豪奢なつくりです。

基本情報

名称歓喜院水屋(かんぎいんみずや)
所在地埼玉県熊谷市妻沼1511
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)5月2日登録
員数1棟
寸法木造、瓦葺、面積3.4平方メートル
所有者宗教法人歓喜院
公開状況境内は常時開放・無料(外観の見学)

参考文献

国指定文化財等データベース 歓喜院水屋(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011456
文化遺産オンライン 歓喜院水屋(文化庁)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/274742
熊谷市の観光素材(埼玉県)
https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b0110/hokubutiikinogaiyou/gunmadc-kankousozai-kumagaya.html

最終更新日: 2026.10.01