第一期工事の最後に建った

近江神宮脇鳥居は、滋賀県大津市神宮町の近江神宮境内にある昭和15年(1940年)建立の木造鳥居で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録された。

幅5.4メートル。斎館に通じる脇参道の入口に立つ。第一鳥居・第二鳥居と同じ型式の明神鳥居で、三つの鳥居のなかでは最も小振りである。

文化庁の解説は、これを第一期工事の掉尾を飾る施設と書き、昭和15年12月30日に竣工奉告祭を執行していると記す。日付まで特定できる棟は境内でも多くない。

年内に間に合わせた一基

登録番号は25-0093で、近江神宮の登録40件のうち番号が最も大きい。登録年月日は平成10年(1998年)10月9日である。

御鎮座祭は昭和15年(1940年)11月7日に行われている。つまりこの鳥居は、鎮座祭が済んだあとの12月30日に竣工奉告祭を迎えている。第一期の工事全体が年内に収まるよう進められた、その最後の一基ということになる。

型式は明神鳥居。上部の笠木と島木に反りがあり、柱は内転びの丸柱、貫は角断面とする形式である。第一鳥居と第二鳥居が同じ型式で建てられているので、幅の違いがそのまま参道の格の違いを表す。表参道の鳥居より小さいことは、脇参道の入口であることを示している。

斎館側の入口を確かめる

近江神宮脇鳥居は参道の入口に立つ工作物で、自由に近づける。参拝時間内であれば、くぐることも撮影することもできる。

位置は表参道から外れる。斎館へ向かう側の道に立っているので、第一鳥居から本殿へまっすぐ向かうと通らない。境内図で脇参道を確かめてから歩くのがよい。

確かめたいのは幅である。近江神宮脇鳥居は幅5.4メートルで、表参道の鳥居より明らかに小さい。柱の間隔と笠木の長さを目で測っておくと、あとで第一鳥居や第二鳥居を見たときに差が分かる。同じ型式の鳥居三基を一度の参拝で見比べられる社は多くない。

よくある質問

Q近江神宮脇鳥居はどこに立っていますか。
A斎館に通じる脇参道の入口です。表参道から外れるため、第一鳥居から本殿へまっすぐ向かうと通りません。
Q近江神宮脇鳥居はどんな型式の鳥居ですか。
A明神鳥居です。第一鳥居・第二鳥居と同じ型式で、幅5.4メートルと三つの鳥居のなかでは最も小振りです。
Q近江神宮脇鳥居はいつ完成しましたか。
A昭和15年(1940年)12月30日に竣工奉告祭が執り行われました。文化庁の解説は、これを第一期工事の掉尾を飾る施設と記しています。
Q近江神宮脇鳥居はくぐれますか。
A参道の入口に立つ工作物なので、参拝時間内であれば自由にくぐれます。撮影も自由です。
Q近江神宮脇鳥居の登録番号は何番ですか。
A25-0093で、近江神宮の登録有形文化財40件のうち最も大きい番号です。登録は平成10年(1998年)10月9日です。

基本データ

名称近江神宮脇鳥居(おうみじんぐうわきとりい)
所在地滋賀県大津市神宮町1-1
指定区分登録有形文化財(建造物)/登録番号 25-0093
指定年平成10年(1998年)10月9日登録、10月26日告示
員数1基
寸法木造鳥居、明神鳥居、幅5.4メートル
所有者近江神宮
公開状況脇参道の入口に立ち自由にくぐれる。撮影自由。境内の参拝時間は午前6時から午後6時、無料

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)「近江神宮脇鳥居」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000871
近江神宮公式サイト「境内図と境内各所のご案内」
https://oumijingu.org/pages/96/

最終更新日: 2026.09.13