赤レンガサラン工場とは

トチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場は、栃木県足利市福居町にある大正2~8年(1913年~1919年)の煉瓦造の工場で、平成11年(1999年)11月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「とちせん(きゅうあしかがおりもの)あかれんがさらんこうじょう」。

文化庁の記録では、煉瓦造平屋建、瓦葺で、建築面積357平方メートル。登録番号は09-0022である。

東西に長い切妻造の工場

トチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場は、東西に棟を通した長大な工場である(文化庁)。煉瓦造の切妻造で、東の妻側に差し掛け屋根の張り出しを付ける。

北の側面には、大きな石材を窓枠にした窓が間隔を詰めて並ぶ(文化庁)。北面の東半分では上部にも窓があり、二階建てのようにも見えるが、上段の窓は後から加えられたものである。

足利市によれば、捺染工場と同じく、大正時代の初めに設立された足利織物会社が輸出向け綿織物の生産のために建てた工場である。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、北側面に大きな石材を窓枠とする窓が密に並ぶ点を特色とし、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。

足利市は、捺染工場とともに、大規模な赤レンガの工場建築群として唯一現存する建物としている。

見どころ

北面に並ぶ窓の石の枠を見たい。赤い煉瓦の壁に白っぽい石の窓枠が規則正しく続き、窓の間隔が詰まっているため、壁面は煉瓦よりも窓の列として目に入る(文化庁)。

北面東半分の上段の窓は後補である(文化庁)。下段の石枠の窓と見比べると、当初の窓の形がわかる。東の妻側の差し掛け屋根もこの棟の輪郭をつくっている。

見学について

足利市は赤レンガサラン工場を通常非公開としている。工場は株式会社トチセンの敷地内にあり、内部に入れる機会は限られる。

Q&A

Qトチセン赤レンガサラン工場はいつ建てられましたか?
A大正2~8年(1913年~1919年)の建築です(文化庁)。
Qトチセン赤レンガサラン工場の特徴は?
A北の側面に、大きな石材を窓枠とした窓が密に並ぶことです(文化庁)。
Qトチセン赤レンガサラン工場は二階建てですか?
A平屋です。北面東半分に上段の窓があり二階建てのように見えますが、上段の窓は後補です(文化庁)。
Qトチセン赤レンガサラン工場は見学できますか?
A足利市は通常非公開としています。
Qトチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成11年(1999年)11月18日です(文化庁)。

基本情報

名称トチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場(とちせん(きゅうあしかがおりもの)あかれんがさらんこうじょう)
所在地栃木県足利市福居町1151-1他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成11年(1999年)11月18日登録
員数1棟
寸法煉瓦造平屋建、瓦葺、建築面積357㎡
所有者株式会社トチセン
公開状況通常非公開(足利市)

参考文献

トチセン(旧足利織物)赤レンガサラン工場(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001407
トチセン(旧足利織物)赤レンガ捺染工場・赤レンガサラン工場(足利市)
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/education/000029/000169/000627/p000942.html

最終更新日: 2026.10.20