岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋とは

岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋は、和歌山県新宮市高田にある江戸時代末期の旧家の主屋で、令和6年(2024年)8月15日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「おかざきけじゅうたく(きゅうくりすけじゅうたく)おもや」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積は109平方メートル。昭和40年(1965年)頃に改修を受けている。登録番号は30-0369である。

土間と6つの部屋

岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋は、屋敷の敷地の北寄りに東を正面として建つ。切妻造・平入の平屋で、屋根は桟瓦で葺いている(文化庁)。

間取りは南側を土間とし、北側に6室を並べる。北東の座敷は正面に広縁を付け、床を押板とする古い形式で造られている(文化庁)。押板は、床の間が今の形に定まる前に用いられた、奥行きの浅い板の床である。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、この主屋を建ちが低く、かつての杉皮葺の屋根勾配を残した民家と評価し、地域の歴史的な景観をつくるものとして「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。いまの屋根は瓦葺だが、その勾配はもとの杉皮葺の時代のものを受け継いでいる。

見どころ

外から見どころになるのは、軒の低い姿と、杉皮葺の時代の勾配をとどめる切妻屋根である(文化庁)。内部では、正面に広縁を備えた北東の座敷と押板の床が、江戸時代末期の民家の座敷の構えを知る手がかりになる。

見学について

岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋は個人の住まいとみられ、内部公開の案内は見当たらない。座敷や押板の様子は文化庁の解説によるもので、実際に見ることは難しい。主屋は敷地の北寄りにあり、北側を高さ約1.7メートルの石塀が囲むため、外から目に入るのは主に屋根の姿になると考えられる。

Q&A

Q岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期の建築で、昭和40年(1965年)頃に改修されています(文化庁)。
Q岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋の間取りは?
A南側が土間、北側が6室で、北東の座敷は正面に広縁を付け、床は押板です(文化庁)。
Q岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋は見学できますか?
A個人の住まいとみられ、内部公開の案内は見当たりません。敷地に立ち入らず、道路から眺める範囲にとどめてください。
Q岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋はどこにありますか?
A和歌山県新宮市高田1702、里高田集落の中央部にあります(文化庁)。
Q岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和6年(2024年)8月15日です(文化庁)。

基本情報

名称岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋(おかざきけじゅうたく(きゅうくりすけじゅうたく)おもや)
所在地和歌山県新宮市高田1702
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和6年(2024年)8月15日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積109㎡
所有者文化庁データベースに記載なし(個人の住まいとみられる)
公開状況個人の住まい(一般公開の案内なし)

参考文献

岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015078
文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)令和6年3月15日(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/94080301_03.pdf
国登録有形文化財(和歌山県)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500700/mokuroku/d00155458.html

最終更新日: 2026.10.15