市川教会とは

市川教会は、山梨県西八代郡市川三郷町市川大門にある、明治30年(1897年)に建てられた木造平屋建の礼拝堂で、平成9年(1997年)6月12日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いちかわきょうかい」。日本基督教団に属するプロテスタント教会で、今も礼拝に使われている(文化庁、市川教会)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積91平方メートルで、登録番号は19-0011、所有者は日本キリスト教団市川教会である。

カナダ・メソジストの伝道と市川教会

市川教会によれば、明治10年(1877年)にカナダ・メソジスト教会から派遣されたC.S.イビー宣教師が山梨に招かれ、翌年から甲府を中心に韮崎、石和、市川大門などで伝道を始めた。明治21年(1888年)4月に日本人の伝道者が市川に定住し、市川教会が成立した。

当初は借家で礼拝していたが、明治30年に現在の市川教会の礼拝堂が建てられた。境内地は市川大門の有力者であった渡辺青洲・沢次郎親子が献げ、礼拝堂は教会員の献金で建てられた。内部は補修されているが、建物は当時のままである(市川教会)。

登録有形文化財としての価値

市川教会は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、漆喰仕上げの独特の外観が「今昔通り」と呼ぶ道筋の中心的な存在であると評価している。市川教会は、蔵造りの様式に西洋式の様式を取り入れた藤村式の蔵造り建築と紹介している。

見どころ

文化庁によれば、桟瓦葺の簡素な建物で、天然石の高い基礎の上に建つ。袴越屋根と、切妻とした玄関の妻壁の意匠が特徴である。

市川教会の内部は一室で、正面に半円形の祭壇を設けて聖餐台を置く(文化庁、市川三郷町)。

見学について

市川教会は市川三郷町市川大門907にあり、現在も主日礼拝などに使われている。教会は興味のある人の来訪を歓迎しているが、礼拝や行事の妨げにならないよう、訪問の前に教会の案内を確認したい(市川教会)。

Q&A

Q市川教会はいつ建てられましたか?
A明治30年(1897年)です(文化庁、市川教会)。
Q市川教会はいつ始まりましたか?
A明治21年(1888年)にカナダ・メソジスト教会の日本人伝道者が市川に定住して成立しました(市川教会)。
Q建物の特徴は?
A天然石の高基礎に建つ漆喰仕上げの建物で、袴越屋根と切妻の玄関妻壁が特徴です(文化庁)。
Q今も教会として使われていますか?
Aはい。日本基督教団の教会として礼拝に使われています(市川教会)。
Q市川教会が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)6月12日です。

基本情報

名称市川教会(いちかわきょうかい)
所在地山梨県西八代郡市川三郷町市川大門907
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)6月12日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積91平方メートル
所有者日本キリスト教団市川教会
公開状況現役の教会、訪問前に教会の案内を確認

参考文献

最終更新日: 2026.10.11