犬山城天守とは:木曽川を望む丘に建ち、改造を重ねて今の姿になった天守

犬山城天守(いぬやまじょうてんしゅ)は、愛知県犬山市犬山の、木曽川を前に美濃を望む小高い丘に建つ犬山城の天守で、昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、三重四階、地下二階付き、本瓦葺で、南面と西面に一重の附櫓が付く。所有者は公益財団法人犬山城白帝文庫である。

文化庁によると、犬山城は尾張の最前線として木曽川を前に美濃を望む丘の上に建つ平山城で、慶長6年(1601年)に小笠原吉次によって現在の地に城が築かれた。

犬山城天守の成り立ち

文化庁の詳細解説によると、犬山城は文明元年(1469年)に織田広近が定めた木下城に始まり、天文4年(1535年)に織田信康が城を三光寺山に移した。昭和40年(1965年)の解体修理の際の調査で、はじめ二層の櫓ができ、その上に望楼が載り、さらに望楼の基部に唐破風を加えるなどの大きな改造を経て、現在の姿になったことが明らかになった。

最初の櫓は関ヶ原の戦いの後に移ってきた小笠原吉次の時代、望楼を上げたのは成瀬正成が城主だった元和6年(1620年)ごろ、その後の改造はさらに十数年後の成瀬正虎によると考えられている。

犬山城天守の見どころ

文化庁によると、入口は正面の石垣の南面にあり、石垣の中の狭い地下2階、地下1階を経て1階に出る。1階は台形で、周りに幅二間の入側を巡らせ、内部を上段の間を主室とする4室に分ける。上段の間は押板床、違棚、帳台構を備えた書院造の座敷だが、床を高くして床や違棚、帳台構をつくったのは文化年間(1804年から1818年)ごろである。

犬山城によると、天守は現存する日本最古のものとされ、最上階からは濃尾平野を一望できる。

犬山城天守の見学方法

犬山城によると、営業時間は午前9時から午後5時(最終入場は午後4時30分)で、休城日は12月29日から31日である。入場登閣料は一般1,000円、小中学生200円で、混雑状況により入場を制限する場合がある。

問い合わせは犬山城(犬山城管理事務所)へ。

Q&A

Q犬山城天守はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定されました。
Q犬山城天守はどのように今の姿になったのですか?
A二層の櫓に望楼を載せ、唐破風を加えるなどの改造を経て、現在の姿になりました。
Q望楼が上げられたのはいつですか?
A成瀬正成が城主だった元和6年(1620年)ごろと考えられています。
Q犬山城天守の1階の上段の間は?
A押板床や違棚、帳台構を備えた書院造の座敷で、文化年間ごろに整えられました。
Q犬山城の入場料は?
A一般1,000円、小中学生200円です。

基本情報

名称犬山城天守(いぬやまじょうてんしゅ)
所在地愛知県犬山市大字犬山
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和27年(1952年)3月29日指定
員数1棟
寸法三重四階、地下二階付、本瓦葺、南面及び西面附櫓
所有者公益財団法人犬山城白帝文庫
公開状況9時から17時(12月29日から31日は休城)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「犬山城天守」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1239
文化遺産オンライン「犬山城天守」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/200169
国宝犬山城 公式サイト
https://inuyama-castle.jp/

最終更新日: 2026.09.29