大縣神社とは

大縣神社は、愛知県犬山市宮山にある尾張国二宮の社殿で、寛文元年(1661年)に再興された本殿と祭文殿及び東西回廊の2棟が、昭和56年(1981年)6月5日に国の重要文化財に指定された。読みは「おおあがたじんじゃ」。附として透塀1棟、古図1枚、棟札13枚(本殿12枚、祭文殿1枚)が指定されている。

文化庁の解説によれば、大縣神社は尾張開拓の祖神大縣大神を祀り、古くから尾張国の二の宮として崇敬されてきた。現在の社殿は尾張藩主徳川光義(のちの光友)が再興したもので、尾張地方独特の社殿配置をもつ。愛知県の観光サイトは、2代藩主徳川光友が寛文元年(1661年)に再興したと紹介している。

重要文化財としての価値

文化庁は、本殿が比翼入母屋造の珍しい形式で質がよく、その形式は八幡造に関連するところがあり、社殿配置にも地方的な特色が見られる、神社建築史上貴重な遺構だと評価している。愛知県の観光サイトは、社殿が尾張造の構造様式を正確に伝え、本殿は「三棟造」「大縣造」と呼ばれる他に類を見ない特殊な様式だと紹介している。

文化庁の記録によれば、本殿は内陣が桁行3間、梁間2間、一重の入母屋造で、外陣及び大床も桁行3間、梁間2間、一重の入母屋造とし、背面1間通りの取合部と正面1間通りの庇を付け、総檜皮葺で釣屋が付属する。入母屋造の屋根を前後に並べてつなぐ構成が、比翼入母屋造と呼ばれるゆえんである。

見どころ

本殿の前には祭文殿及び東西回廊が建つ。文化庁によれば、祭文殿は四脚門で切妻造、その左右に桁行5間、梁間2間の回廊を接続した形式で、総檜皮葺、両袖に塀が付属する。祭文殿と回廊が本殿の前面を囲む配置は、尾張地方の神社に特有のものとされる。

本殿では、入母屋造の屋根が前後に連なる姿に注目したい。檜皮葺の大屋根が重なり合う比翼入母屋造の外観は、ほかではほとんど見られない。

参拝について

愛知県の観光サイトによれば、参拝は無料で、参拝時間は午前6時から午後8時、無休。駐車場がある。所在地は犬山市宮山3、問い合わせは0568-67-1017。

名鉄小牧線の楽田駅から徒歩20分。車では名神高速道路小牧ICまたは中央自動車道小牧東ICから約15分(愛知県)。

Q&A

Q大縣神社の社殿はいつ建てられましたか?
A寛文元年(1661年)に尾張藩主徳川光友(光義)によって再興されました。
Q大縣神社が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和56年(1981年)6月5日に、本殿と祭文殿及び東西回廊が指定されました。
Q大縣神社本殿の特徴は?
A入母屋造の屋根を前後に並べた比翼入母屋造の珍しい形式で、「大縣造」とも呼ばれます。
Q大縣神社はどのような神社ですか?
A尾張開拓の祖神大縣大神を祀る尾張国二宮です。
Q大縣神社の参拝時間は?
A午前6時から午後8時で、参拝は無料です。

基本情報

名称大縣神社(おおあがたじんじゃ)
所在地愛知県犬山市宮山3
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和56年(1981年)6月5日指定
員数2棟(本殿、祭文殿及び東西回廊)。附 透塀1棟、古図1枚、棟札13枚
寸法本殿:内陣・外陣とも桁行3間、梁間2間、一重、入母屋造、総檜皮葺
所有者大縣神社
公開状況参拝可(午前6時から午後8時、無料)

参考文献

大縣神社 本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1252
大縣神社 祭文殿及び東西回廊(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1253
大縣神社(愛知県観光サイト Aichi Now)
https://aichinow.pref.aichi.jp/spots/detail/177/

最終更新日: 2026.10.04

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  1. 大縣神社 本殿 0.00 km
  2. 大縣神社 祭文殿及び東西回廊 0.04 km