石堂家住宅主屋とは
石堂家住宅主屋は、兵庫県佐用郡佐用町大垣内にある江戸後期(1751〜1830年)の茅葺の大型民家で、平成24年(2012年)に国の登録有形文化財に登録された。
石堂家住宅主屋は川沿いの屋敷地の中央に、南を正面として建つ。規模は桁行22.7メートル、梁間11.8メートル、建築面積256平方メートル。木造平屋で一部を2階とし、屋根は入母屋造の茅葺である。文化庁のデータベースは屋根を「茅葺及び瓦葺」としており、茅の大屋根に瓦葺の部分が取り付く形と読める。
播磨の大型民家としての石堂家住宅主屋
文化庁の解説が石堂家住宅主屋について挙げる点は1つに絞られている。播磨地方の大型民家の特徴をよく示す、という評価である。登録有形文化財としての基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。
その特徴は平面に表れる。西側を土間とし、東側の床上部には部屋を前後2列に4室ずつ、計8室並べる。前列の東端が奥座敷で、庭に面して縁を廻らせる。作業の場である土間を西に、客を迎える座敷を東南の角に置く配置である。
年代は江戸後期で、昭和前期(1926〜1945年)と1962年頃に手が入っている。改修の中身は資料からは分からないが、茅葺の屋根は今も残っている。
石堂家住宅主屋の見どころ
石堂家住宅主屋の外観で目を引くのは、22.7メートルの長さを1枚の茅屋根で覆う入母屋の量感である。南正面には式台玄関があり、その前方に明治前期の中門が立つ。表門から入った客は、中門を通って式台に向かったと考えられる。
奥座敷の前の庭は、東南隅の向座敷との間に広がる。主屋の縁と向座敷の縁は、同じ庭に面している。
石堂家住宅主屋の見学
石堂家住宅主屋は現在も住まいとして使われる個人の家屋で、内部は公開されていない。敷地の中央に建つため、外から見えるのは表門と南塀の向こうにのぞく屋根まわりに限られる。
どの位置から茅葺屋根がよく見えるかは確かめられていない。撮影は公道からにとどめ、門の前で長く立ち止まらないようにしたい。
Q&A
- 石堂家住宅主屋はいつ建てられましたか?
- 文化庁のデータベースでは江戸後期(1751〜1830年)です。昭和前期と1962年頃に改修されています。
- 石堂家住宅主屋の屋根は茅葺ですか?
- はい。入母屋造の茅葺で、文化庁のデータベースは屋根を「茅葺及び瓦葺」と記しています。
- 石堂家住宅主屋の間取りの特徴は?
- 西側を土間とし、東側の床上部に前後4室ずつ計8室を並べ、前列東端に奥座敷を置いて庭に面して縁を廻らせています。
- 石堂家住宅主屋が登録有形文化財になった理由は?
- 「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として平成24年(2012年)に登録されました。播磨地方の大型民家の特徴をよく示す点が評価されています。
- 石堂家住宅主屋の中は見学できますか?
- 個人の住まいのため内部は公開されていません。外観も敷地の外から眺めるだけになります。
基本情報
| 名称 | 石堂家住宅主屋(いしどうけじゅうたくしゅおく) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県佐用郡佐用町大垣内823 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成24年(2012年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行22.7m、梁間11.8m、建築面積256㎡ |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人住宅。外観は敷地の外から) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)石堂家住宅主屋
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00009193
- 文化遺産オンライン 石堂家住宅主屋
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/239976
最終更新日: 2026.10.01