梶原家住宅祠とは

梶原家住宅祠は、兵庫県姫路市大塩町の梶原家住宅(西梶原)で茶室の北方に建つ大正期(1912〜1925年)の小さな社殿で、平成21年(2009年)に国の登録有形文化財に登録された。

梶原家住宅祠の建築面積は0.64平方メートルで、屋敷に登録された20件の中で最も小さい。屋根は茅葺。

川石の基壇に載る一間社

梶原家住宅祠は、川石を二段に組んだ基壇の上に、西を正面として建つ。形式は一間社神明造で、正面の柱間が一つの社殿である。

壁は横板を張り、正面には両開きの板戸を立てる。周りには縁をめぐらせる。柱は円柱を使い、妻側には屋根の棟を直接支える棟持柱を立てる。妻の架構は、斜めに組んだ材で棟を受ける扠首組を基本とする。

棟持柱も扠首組も、神明造の社殿に見られる特徴である。梶原家住宅祠は1平方メートルにも満たない大きさに、それらを省かずに組み込んでいる。

小さくても本格的な社殿

文化庁は梶原家住宅祠を、小規模ながら丁寧に造られた本格的な社殿建築と評している。屋敷の中の小さな祠が、模型のような縮尺で本格的な社殿の形式をとっている点が、この建物の面白さである。

何を祀っているかは、文化庁・姫路市の資料には記されていない。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

梶原家住宅祠の南には茶室、南東には下腹雪隠があり、祠は茶の湯の一画の北の端に位置する。

梶原家住宅祠の見学

梶原家住宅祠は個人の住まいの一部で、公開されていない。屋敷の内側に建つため、通りから見ることはできないと考えられる(現地未確認)。

屋敷の配置と行き方は、梶原家住宅(西梶原)のページにまとめてある。

Q&A

Q梶原家住宅祠はどのくらいの大きさですか?
A建築面積0.64平方メートルで、梶原家住宅(西梶原)の登録20件の中で最も小さい建物です。
Q梶原家住宅祠の建築形式は?
A一間社神明造で、屋根は茅葺です。妻側に棟持柱を立て、扠首組の架構をもちます。
Q梶原家住宅祠はいつ建てられましたか?
A大正期(1912〜1925年)です。平成21年(2009年)に国の登録有形文化財となりました。
Q梶原家住宅祠には何が祀られていますか?
A文化庁や姫路市の資料には記載がなく、分かっていません。
Q梶原家住宅祠は参拝や見学ができますか?
Aできません。屋敷の内側に建つ個人住宅の一部です。

基本情報

名称梶原家住宅祠
所在地兵庫県姫路市大塩町字宮之本457
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)登録
員数1棟
寸法建築面積0.64㎡
所有者個人
公開状況非公開(個人住宅。外観は道路から)

参考文献

国指定文化財等データベース 梶原家住宅祠
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007895
文化遺産オンライン 梶原家住宅祠
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/154495
姫路市 梶原家住宅(西梶原)祠
https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001819.html

最終更新日: 2026.09.30