管理棟の東に並ぶ4階建ての校舎

甲南女子中学校・高等学校特別棟は、兵庫県神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校にある鉄筋コンクリート造4階建ての校舎で、昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられ、令和2年(2020年)4月3日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0732)。

甲南女子中学校・高等学校特別棟は管理棟の東側に接続して建ち、管理棟の主玄関からは回廊で結ばれている。平成24年(2012年)に改修を受けた。

窓の幅で変化をつけた立面

甲南女子中学校・高等学校特別棟の外観は、同じ形の窓が規則正しく並ぶ単純な立面を基本にしている。ただし西側では、上と下の階で窓の横幅を変え、立面全体を凸字型に見せている。中央部には水平の庇が突き出す。

両端には外階段があり、そのバルコニーの腰壁は煉瓦積みである。コンクリートの面に煉瓦の質感が加わり、窓の繰り返しの単調さが和らいでいる。窓の並びそのものは崩さず、窓幅と庇と素材で表情を変えている点に、この校舎の設計の要がある。

規模と登録

甲南女子中学校・高等学校特別棟の建築面積は526平方メートルで、文化庁の記録は年代を「昭和43年/平成24年改修」としている。登録の基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

見学について

甲南女子中学校・高等学校特別棟は授業に使われている校舎で、内部は公開されていない。校地に立ち入ることはできず、キャンパスの内側に建つため外から立面を見通すのも難しい。

学校の成り立ちやキャンパスへの行き方は、甲南女子中学校・高等学校のページにまとめてある。

Q&A

Q甲南女子中学校・高等学校特別棟はどこにありますか?
A神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校のキャンパスで、管理棟の東側に接続して建っています。
Q甲南女子中学校・高等学校特別棟はいつ建てられましたか?
A昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられ、平成24年(2012年)に改修されました。
Q甲南女子中学校・高等学校特別棟はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A令和2年(2020年)4月3日に登録されました。登録番号は28-0732です。
Q甲南女子中学校・高等学校特別棟のデザインの特徴は何ですか?
A同じ形の窓が並ぶ立面に、西側で上下の窓幅を変えた凸字型の構成、中央の水平庇、両端の外階段の煉瓦積み腰壁で変化をつけている点です。
Q甲南女子中学校・高等学校特別棟は見学できますか?
A現役の校舎のため内部は非公開で、校地にも立ち入れません。

基本情報

名称甲南女子中学校・高等学校特別棟
所在地兵庫県神戸市東灘区森北町5丁目4-1他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0732
指定年令和2年(2020年)4月3日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造4階建、建築面積526平方メートル
所有者学校法人甲南女子学園
公開状況非公開(学校施設)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 甲南女子中学校・高等学校特別棟
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013288
文化遺産オンライン — 甲南女子中学校・高等学校特別棟
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/378367
大学プレスセンター — 甲南女子中高校舎の文化財登録について
https://digitalpr.jp/r/36065

最終更新日: 2026.10.07