47メートルを一つの架構で覆う体育館

甲南女子中学校・高等学校体育館は、兵庫県神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校にある鉄骨造2階建ての体育館で、昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられ、令和2年(2020年)4月3日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0733)。

甲南女子中学校・高等学校体育館は管理棟の西端の北側に建つ。南西の隅には、小さな体育研究室が接続している。

四隅の鋼管柱と対角に架けた大梁

甲南女子中学校・高等学校体育館の見どころは、屋根を支える架構にある。矩形の平面の四隅に鋼管の柱を2本ずつ対にして、計8本を立て、大梁を対角線の方向に架け渡した。この組み方によって、47メートルの大きなスパンを確保している。

文化庁の解説は、この構成を軽快な架構と評している。四隅で対になった柱に、大きな空間を少ない支点で受け止めるという架構の考え方がそのまま表れている。

1階は食堂、2階は一室の体育室

甲南女子中学校・高等学校体育館は上下2層で使い分けられている。1階は中廊下をはさんで食堂と卓球場を配し、2階を一室の大きな空間とする。体育の場と食堂を一つの建物に重ねた構成である。

屋根は金属板葺で、建築面積は1,080平方メートルある。登録の基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

見学について

甲南女子中学校・高等学校体育館は授業や学校行事に使われている施設で、一般には公開されていない。校地への立ち入りもできない。

学校の成り立ちやキャンパスへの行き方は、甲南女子中学校・高等学校のページにまとめてある。

Q&A

Q甲南女子中学校・高等学校体育館はどこにありますか?
A神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校で、管理棟の西端の北側に建っています。
Q甲南女子中学校・高等学校体育館の構造の特徴は何ですか?
A矩形の平面の四隅に鋼管の柱を2本ずつ計8本立て、大梁を対角に架けて47メートルの大スパンを確保している点です。
Q甲南女子中学校・高等学校体育館の中はどうなっていますか?
A1階は中廊下をはさんで食堂と卓球場があり、2階は一室の大きな空間になっています。
Q甲南女子中学校・高等学校体育館はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A令和2年(2020年)4月3日に登録されました。登録番号は28-0733で、昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられました。
Q甲南女子中学校・高等学校体育館は見学できますか?
A学校の施設のため一般公開はなく、校地にも立ち入れません。

基本情報

名称甲南女子中学校・高等学校体育館
所在地兵庫県神戸市東灘区森北町5丁目4-1他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0733
指定年令和2年(2020年)4月3日登録
員数1棟
寸法鉄骨造2階建、金属板葺、建築面積1,080平方メートル
所有者学校法人甲南女子学園
公開状況非公開(学校施設)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 甲南女子中学校・高等学校体育館
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013289
文化遺産オンライン — 甲南女子中学校・高等学校体育館
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/401058
大学プレスセンター — 甲南女子中高校舎の文化財登録について
https://digitalpr.jp/r/36065

最終更新日: 2026.10.07