西門脇の小さな守衛室

甲南女子中学校・高等学校西門守衛室は、兵庫県神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校の西門脇に建つ平屋の守衛室で、昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられ、令和4年(2022年)6月29日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0779)。

甲南女子中学校・高等学校西門守衛室は校地の北西側、西門の脇に位置する。建築面積は11平方メートルで、登録された8棟のなかで最も小さい。

入隅の独立柱と矩折れの出窓

甲南女子中学校・高等学校西門守衛室はコンクリートブロック造の平屋で、人造スレート葺の宝形造の屋根を載せる。

出入口となる東の角は、壁を内側へ引き込んだ入隅とし、そこに独立柱を1本立てる。反対の南の角には、出窓を矩折れに取り付けた。一方の角を引き込み、もう一方を張り出すことで、11平方メートルの小さな箱に変化が生まれている。

正門の守衛室と比べる

正門脇の守衛室と同じく、ブロックの壁に宝形の屋根という組み合わせだが、甲南女子中学校・高等学校西門守衛室は入隅に立つ独立柱で入口をつくる点が異なる。登録の基準も、正門の守衛室が「国土の歴史的景観に寄与しているもの」であるのに対し、こちらは「造形の規範となっているもの」とされた。

文化庁の解説は、小規模ながら細部にまで意匠的な配慮が行き届いた守衛室と評している。

見学について

甲南女子中学校・高等学校西門守衛室は西門の脇に建つため、校地の外からも位置を確かめられる。ただし校地は公開されておらず、建物に近づいたり内部を見たりすることはできない。門の前は生徒や車が出入りするので、撮影する場合は通行の妨げにならないようにし、生徒が写り込まないよう配慮したい。

学校の成り立ちやキャンパスへの行き方は、甲南女子中学校・高等学校のページにまとめてある。

Q&A

Q甲南女子中学校・高等学校西門守衛室はどこにありますか?
A神戸市東灘区森北町の甲南女子中学校・高等学校で、校地の北西側、西門の脇に建っています。
Q甲南女子中学校・高等学校西門守衛室はどんな建物ですか?
Aコンクリートブロック造の平屋に人造スレート葺の宝形屋根を載せた守衛室で、建築面積は11平方メートルです。
Q甲南女子中学校・高等学校西門守衛室のデザインの見どころは?
A出入口の東の角を入隅にして独立柱を立て、南の角に出窓を矩折れに付けた、角ごとに異なる処理です。
Q甲南女子中学校・高等学校西門守衛室はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A令和4年(2022年)6月29日に「造形の規範となっているもの」として登録されました。登録番号は28-0779で、昭和43年(1968年)に村野藤吾の設計で建てられました。
Q甲南女子中学校・高等学校西門守衛室は見学できますか?
A校地は非公開で建物には近づけませんが、西門の脇にあるため外から位置は確かめられます。

基本情報

名称甲南女子中学校・高等学校西門守衛室
所在地兵庫県神戸市東灘区森北町5丁目4-1他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0779
指定年令和4年(2022年)6月29日登録
員数1棟
寸法コンクリートブロック造及び木造平屋建、スレート葺、建築面積11平方メートル
所有者学校法人甲南女子学園
公開状況非公開(学校施設)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 甲南女子中学校・高等学校西門守衛室
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014274
文化遺産オンライン — 甲南女子中学校・高等学校西門守衛室
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/521554

最終更新日: 2026.10.07