{直刀/黒漆平文大刀拵}とは:鹿島神宮の神剣として秘められてきた、現存最大の直刀と平安時代の拵

{直刀/黒漆平文大刀拵}(ちょくとう/くろうるしひょうもんたちこしらえ)は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮が所有し、茨城県水戸市の茨城県立歴史館が保管する、奈良時代から平安時代の直刀と平安時代の大刀拵で、昭和30年(1955年)6月22日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、員数は1口で、大正6年(1917年)4月5日に当時の制度で指定されている。刀唐櫃1合が附として指定されている。

茨城県によると、直刀は鹿島神宮の祭神である武甕槌大神の神剣として、神宮の内陣深く秘められてきた神宝である。

{直刀/黒漆平文大刀拵}の刀身と拵

文化庁によると、現存する直刀として最大のもので、製作は正倉院の御剣類に接するとみられる。地鉄は優秀で、刃文もよく通る。

茨城県によると、刀身は長さ223.4センチメートル、反り0.7センチメートル、元身幅5.1センチメートル、先幅3.1センチメートル、茎長36.8センチメートルで、切刃造、角棟とする。茎は生ぶで、目釘穴は1つ、無銘である。文化庁の記録では身長223.3センチメートル、反り0.6センチメートルとしている。

{直刀/黒漆平文大刀拵}の見どころ

茨城県によると、拵は金銅製の金具で、冑金、縁、山形の足金物、石突に瑞雲文の毛彫を施し、宝相華唐草文の透彫の長飾りを付ける。柄と鞘は黒漆地に平文で、草原を走駆する獅子を表している。文化庁は、拵はすべて平安初期の製作と認められ、意匠は刀身にふさわしく雄渾であり、柄鞘の獅子文の平脱文は脱落しているが、製作時の絢爛さがしのばれるとしている。

茨城県によると、その長大な刀身は例を見ない。鹿嶋の砂鉄との関連は証明できないものの、『常陸国風土記』の記述もあり、貴重な文化遺産である。

{直刀/黒漆平文大刀拵}の見学方法

文化庁の記録では、茨城県立歴史館が保管している。展示の予定は茨城県立歴史館の案内で確かめたい。

Q&A

Q直刀・黒漆平文大刀拵はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和30年(1955年)6月22日に国宝に指定されました。
Qこの直刀の長さは?
A茨城県によると223.4センチメートルで、現存する直刀として最大のものです。
Qこの直刀の由来は?
A鹿島神宮の祭神・武甕槌大神の神剣として、内陣深く秘められてきました。
Q大刀拵の文様は?
A柄と鞘に、黒漆地に平文で草原を走駆する獅子を表しています。
Qこの直刀はどこにありますか?
A鹿島神宮が所有し、茨城県立歴史館が保管しています。

基本情報

名称{直刀/黒漆平文大刀拵}(ちょくとう/くろうるしひょうもんたちこしらえ)
所在地茨城県水戸市緑町2-1-15(茨城県立歴史館)
指定区分国宝(工芸品)
指定年昭和30年(1955年)6月22日指定(大正6年(1917年)4月5日旧制度指定)
員数1口(附 刀唐櫃1合)
寸法刀長223.4センチメートル、反り0.7センチメートル(茨城県)
所有者鹿島神宮
公開状況展示は茨城県立歴史館に要確認

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「{直刀/黒漆平文大刀拵}」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/467
茨城県教育委員会「直刀 黒漆平文大刀拵(附刀唐櫃1合)」
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/bunkazai/kuni-56/

最終更新日: 2026.09.30