上和野馬頭観世音旧堂とは

上和野馬頭観世音旧堂は、岩手県岩手郡雫石町上野にある馬頭観音の旧本堂で、江戸時代中期にさかのぼり、明治14年(1881年)に改修、大正3年(1914年)に移築されたのち、平成28年(2016年)8月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「かみわのばとうかんぜおんきゅうどう」。現在は「絵馬堂」と呼ばれている(雫石町)。

文化庁の記録では、木造平屋建、鉄板葺、建築面積32平方メートル。登録番号は03-0085で、所有者は宗教法人上和野馬頭観世音。年代は江戸中期(1661〜1751年)とされる。

登録有形文化財としての価値

上和野馬頭観世音旧堂は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、前身の本堂と伝わる建物で、名馬の産地として知られた土地の信仰の様相を伝えると評価している。

雫石町は、現在の本堂が建つまで長く住民の心のよりどころとして存在感を示してきた建物と述べている。

見どころ

上和野馬頭観世音旧堂は北を正面にして建つ三間堂で、正面に一間の向拝を設ける(文化庁)。雫石町によれば、方3間の平面に入母屋造・平入りで、一重の軒の屋根は鉄板の一文字葺きである。

明治14年(1881年)の棟札には「再興」とあり、雫石町はこれを新築ではなく屋根の架け替えや縁まわりの大修理とみて、当初の建築を江戸中期から後期ごろと推定している。文化庁によれば、痕跡から当初は奥に三間通しの仏壇が設けられていたとみられる。堂内には奉納された絵馬が多く納められている(雫石町)。

見学について

上和野馬頭観世音旧堂の堂内公開や参拝時間について、公的な案内は見当たらなかった。所在地と問い合わせ先は上和野馬頭観世音のページにまとめてある。

Q&A

Q上和野馬頭観世音旧堂はいつ建てられましたか?
A当初の建築は江戸中期から後期ごろと推定され、明治14年(1881年)に改修、大正3年(1914年)に移築されました(雫石町、文化庁)。
Q上和野馬頭観世音旧堂はなぜ絵馬堂と呼ばれるのですか?
A奉納された絵馬を多く収蔵しているためです(雫石町)。
Q上和野馬頭観世音旧堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成28年(2016年)8月1日です。
Q上和野馬頭観世音旧堂の特徴は?
A北面して建つ三間堂で正面に一間の向拝を設け、当初は奥に三間通しの仏壇があったとみられます(文化庁)。
Q上和野馬頭観世音旧堂は見学できますか?
A堂内公開について公的な案内はありません。雫石町生涯文化スポーツ課に問い合わせてください。

基本情報

名称上和野馬頭観世音旧堂(かみわのばとうかんぜおんきゅうどう)
所在地岩手県岩手郡雫石町上野下沢田105
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成28年(2016年)8月1日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、鉄板葺、建築面積32平方メートル
所有者宗教法人上和野馬頭観世音
公開状況堂内公開の公的案内なし

参考文献

上和野馬頭観世音旧堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011032
国登録有形文化財(建造物) 上和野馬頭観世音旧堂(雫石町)
https://www.town.shizukuishi.iwate.jp/docs/2020031900054/

最終更新日: 2026.10.06