上和野馬頭観世音本堂とは
上和野馬頭観世音本堂は、岩手県岩手郡雫石町上野にある大正3年(1914年)建立の馬頭観音の本堂で、平成28年(2016年)8月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「かみわのばとうかんぜおんほんどう」。袖山の山麓に東向きに開かれた境内に、東を正面にして建つ三間堂である(文化庁)。
文化庁の記録では、木造平屋建、銅板葺、建築面積41平方メートル。登録番号は03-0084で、所有者は宗教法人上和野馬頭観世音。この本堂が建てられた年に、前身の本堂とされる旧堂が移築された(文化庁)。
登録有形文化財としての価値
上和野馬頭観世音本堂は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、組物と彫刻で華やかに飾った意匠を見どころとして挙げている。南部馬の産地として馬の信仰が厚かった雫石の地で、馬頭観音を祀る堂として建てられた(雫石町)。
見どころ
上和野馬頭観世音本堂は正面に一間の向拝を設け、正面と側面に高欄付きの縁を廻らし、縁の端に脇障子を備える(文化庁)。
柱の上は尾垂木付きの二手先組物で華やかに飾られている。向拝まわりの立体的な彫刻と、内部の板支輪に施された地紋彫は、文化庁の解説が特に見応えがあるとする部分である。正面から向拝を見上げ、組物と彫刻が重なる様子を確かめたい。
見学について
上和野馬頭観世音本堂の堂内公開や参拝時間について、公的な案内は見当たらなかった。所在地と問い合わせ先は上和野馬頭観世音のページにまとめてある。
Q&A
- 上和野馬頭観世音本堂はいつ建てられましたか?
- 大正3年(1914年)です(文化庁)。
- 上和野馬頭観世音本堂の見どころは?
- 尾垂木付き二手先組物で飾った柱上、向拝まわりの立体的な彫刻、内部の板支輪の地紋彫です(文化庁)。
- 上和野馬頭観世音本堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成28年(2016年)8月1日です。
- 上和野馬頭観世音本堂と旧堂の関係は?
- 旧堂は前身の本堂と伝わり、この本堂が建てられた大正3年(1914年)に移築されました(文化庁)。
- 上和野馬頭観世音本堂は見学できますか?
- 堂内公開について公的な案内はありません。雫石町生涯文化スポーツ課に問い合わせてください。
基本情報
| 名称 | 上和野馬頭観世音本堂(かみわのばとうかんぜおんほんどう) |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県岩手郡雫石町上野下沢田105 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成28年(2016年)8月1日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、銅板葺、建築面積41平方メートル |
| 所有者 | 宗教法人上和野馬頭観世音 |
| 公開状況 | 堂内公開の公的案内なし |
参考文献
- 上和野馬頭観世音本堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011031
- 国登録有形文化財(建造物) 上和野馬頭観世音旧堂(雫石町)
- https://www.town.shizukuishi.iwate.jp/docs/2020031900054/
最終更新日: 2026.10.06