倉の館三角邸の主屋とは

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋は、香川県綾歌郡宇多津町にある昭和初期の接客用の和風建築で、平成19年(2007年)10月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「くらのやかたさんかくてい(きゅうさかいけじゅうたく)しゅおく」。

文化庁の記録では、木造2階一部平屋建、瓦葺で、建築面積157平方メートル。登録番号は37-0313である。

登録名称は「主屋」だが、文化庁はもと肥料商の接客棟と説明している。宇多津町も肥料商であった堺氏の別棟と案内しており、客を迎えるために建てられた棟である。

3つの部分からなる平面

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋は、敷地の南寄りに建つ入母屋造2階建の東西棟を中心とする(文化庁)。その東に入母屋造で銅板葺の玄関が付き、北には入母屋造平屋建の南北棟である座敷棟が接続する。

座敷棟は座敷12畳と次の間10畳の2室からなり、まわりに瓦葺の庇を巡らせる(文化庁)。続き間の座敷を平屋の別棟に分け、2階建の東西棟と玄関を組み合わせた構成である。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、内外とも丁寧な造作で富商の接客空間を伝える建物と評価し、「造形の規範となっているもの」として登録した。宇多津町は、昭和初期に費用を惜しまず建てられた近代和風建築で、書院造りの様式を取り入れた建物と紹介している。

見どころ

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋の玄関は、東門の正面にあたる(文化庁)。銅板葺の入母屋屋根をかけた玄関が、門と向き合う位置に据えられている。

外観では、2階建の東西棟の入母屋屋根と、北へ延びる座敷棟の低い屋根との高さの違いに目を留めたい。座敷棟は瓦葺の庇を巡らせており、平屋の軒まわりが一段低く連なる。

見学について

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋の内部の公開条件について、町の公式の案内には記載が見当たらなかった。座敷の見学や撮影を希望する場合は、宇多津町教育委員会(電話0877-49-8007)に問い合わせる。

Q&A

Q倉の館三角邸の主屋はどんな建物ですか?
Aもと肥料商の接客棟で、入母屋造2階建の東西棟に、銅板葺の玄関と平屋の座敷棟が付きます(文化庁)。
Q倉の館三角邸の主屋の座敷は何畳ですか?
A座敷12畳と次の間10畳の2室です(文化庁)。
Q倉の館三角邸の主屋の内部は見学できますか?
A町の公式の案内に公開条件の記載がないため、宇多津町教育委員会(電話0877-49-8007)に問い合わせてください。
Q倉の館三角邸の主屋は誰の建物でしたか?
A宇多津町によれば、肥料商であった堺氏の別棟です。平成8年(1996年)に町が購入して改修しました。
Q倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成19年(2007年)10月2日です(文化庁)。

基本情報

名称倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋(くらのやかたさんかくてい(きゅうさかいけじゅうたく)しゅおく)
所在地香川県綾歌郡宇多津町2147-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)10月2日登録
員数1棟
寸法木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積157㎡
所有者宇多津町
公開状況外観は敷地の外から見学可。内部は宇多津町教育委員会に要問い合わせ

参考文献

倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006456
倉の館三角邸(旧堺家住宅)主屋(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/197449
倉の館 三角邸(うたづさんぽみち 宇多津町魅力情報発信サイト)
https://sanpomichi.town.utazu.lg.jp/spot/entry/old/007491/

最終更新日: 2026.11.03