熊本県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 熊本県熊本県に所在する重要文化財。
熊本県多良木町の太田家住宅(おおたけじゅうたく)。江戸末期の茅葺の民家で、棟を二度折り曲げた複雑な屋根をもつ別棟系統の発達した例。幕末には焼酎を製造した記録が残り、人吉球磨の日本遺産を構成する文化財である。
熊本県天草市の町山口川に架かる重要文化財。天保3年に下浦の石工が地元産の砂岩で築いた延長28.6メートルの石造桁橋で、5列9行45脚が桁を支える。アーチ橋の多い九州では珍しい多脚式で、周囲は島原・天草一揆の激戦地。
熊本市中央区にある近世城郭。宇土櫓や不開門、長塀など現存する13棟が昭和8年に重要文化財に指定された。慶長期と幕末の二世代からなる櫓群で、鉄筋コンクリート復元の天守は指定外。2026年8月現在は臨時休園中。
八代市植柳元町の十三重塔は熊本県八代市にある鎌倉時代前期の石造の十三重塔で、重要文化財。寛喜2年(1230年)11月の刻銘があり、現在は十一重となっている。令和8年(2026年)7月の熊本地震の後の状況は、公的な資料で確認できなかった。
生善院観音堂は熊本県球磨郡水上村岩野にある寛永2年(1625年)の茅葺の三間堂で、重要文化財。人吉藩主相良氏の造営で、内外ともすべて漆仕上げとし彫刻に極彩色や金箔を施す、この地方の近世前期を代表する仏堂。
青蓮寺阿弥陀堂は熊本県球磨郡多良木町にある嘉吉3年(1443年)頃の阿弥陀堂で、重要文化財。桁行5間・梁間5間の一重、寄棟造の茅葺屋根に正面に1間のこけら葺の向拝を付け、棟札2枚が附として指定されている。
熊本県湯前町の八勝寺阿弥陀堂は、15世紀後半に建てられた桁行三間・梁間三間の中世三間仏堂。当初の組物や軸部をよく残し、堂内には禅宗様の厨子と延徳2年の阿弥陀三尊像を納める。2002年に国の重要文化財に指定された。
熊本藩主細川家が参勤交代に用いた御座船「波奈之丸」の御座所部分。海御座船の屋形として国内に唯一現存する重要文化財で、黒漆塗りの格天井に171枚の彩色画、壁に大和絵の山水画が残る。熊本市立熊本博物館で公開。