本願寺阿弥陀堂とは:真宗本堂の完成形とされる宝暦10年の阿弥陀堂

本願寺阿弥陀堂(ほんがんじあみだどう)は、京都府京都市下京区の本願寺(西本願寺)にある江戸時代後期の阿弥陀堂で、平成26年(2014年)9月18日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、桁行45.2メートル、梁間42.1メートル、一重、入母屋造、背面すがる破風付き葺きおろし、向拝三間、本瓦葺である。

文化庁によると、阿弥陀如来像を安置する堂で、現在の建物は宝暦10年(1760年)に建て替えられたものである。

本願寺阿弥陀堂の構成

文化庁の詳細解説によると、境内の中央で御影堂の北に並んで建ち、両堂の間は門徒用の渡廊下と僧侶用の喚鐘廊下で結ばれている。元和4年(1618年)建立の旧堂に比べ、はるかに大規模になった。

平面は御影堂よりひとまわり小さいが、真宗寺院の阿弥陀堂や本堂としては日本最大級の規模で、各地に数多く建てられた大規模な真宗本堂の手本となった。本願寺によると、中央に阿弥陀如来の木像、両脇に七高僧のうち6師、両余間に法然聖人と聖徳太子の影像を安置している。

本願寺阿弥陀堂の見どころ

文化庁によると、畳敷きの広い外陣や、金箔や彫刻、彩色で荘厳した内陣など御影堂とよく似た姿をもつが、左右対称の平面、柱位置の調整や架構の工夫、禅宗様をふんだんに取り入れた造形など、より発展した技法を備えている。文化庁は、技術と意匠に優れた独創性を示す、真宗本堂の完成形としてきわめて高い価値があるとしている。

文化庁によると、阿弥陀堂の建立で両堂を並立させる本願寺の構えが完成し、50年ごとの大遠忌のたびに伽藍を発展させてきた真宗寺院のあり方をよく表している。本願寺によると、昭和60年(1985年)に修復され、平成29年(2017年)8月から令和4年(2022年)3月にも修復工事が行われた。

本願寺阿弥陀堂の見学方法

本願寺によると、僧侶が境内を案内するツアーが毎日4回開かれ、誰でも自由に参加できる。

本願寺の由緒と参拝の案内は、本願寺のグループページにまとめている。

Q&A

Q本願寺阿弥陀堂はいつ国宝に指定されましたか?
A平成26年(2014年)9月18日に国宝に指定されました。
Q本願寺阿弥陀堂はいつ建てられたのですか?
A宝暦10年(1760年)に建て替えられました。
Q本願寺阿弥陀堂の大きさは?
A桁行45.2メートル、梁間42.1メートルで、真宗寺院の阿弥陀堂として日本最大級です。
Q本願寺阿弥陀堂の特徴は?
A左右対称の平面や禅宗様の造形など、御影堂より発展した技法を備えています。
Q本願寺阿弥陀堂の評価は?
A真宗本堂の完成形とされます。

基本情報

名称本願寺阿弥陀堂(ほんがんじあみだどう)
所在地京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
指定区分国宝(建造物)
指定年平成26年(2014年)9月18日指定
員数1棟
寸法桁行45.2メートル、梁間42.1メートル、一重、入母屋造、背面すがる破風付葺きおろし、向拝三間、本瓦葺
所有者本願寺
公開状況境内ツアーあり(毎日4回)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「本願寺阿弥陀堂」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1823
本願寺「境内と建造物」
https://www.hongwanji.kyoto/see/keidai.html

最終更新日: 2026.09.29