大法寺三重塔とは:見返りの塔と呼ばれる鎌倉末期の塔

大法寺三重塔は、長野県小県郡青木村当郷の大法寺にある正慶2年(1333年)建立の三重塔で、明治32年(1899年)に旧国宝に指定され、昭和28年(1953年)に国宝に指定された。

文化庁の記録によると、大法寺三重塔は三間三重塔婆、檜皮葺である。大法寺は天台宗の寺院で、寺伝では飛鳥時代の大宝年間(701〜704年)に藤原鎌足の子の定恵が開いたとされる。

指定の理由:東日本屈指の純和様の塔

文化庁は、大法寺三重塔を正慶2年の建立で純和様の手法になり、美しい水煙を乗せた安定した容姿の塔と評価している。内部の極彩色は剥落がひどいが、中央の仏壇は唐様(禅宗様)を混ぜ、美しい格狭間や特色ある擬宝珠を用いている。

俗に「見返りの塔」と呼ばれ、文化庁は東日本の現存する塔の中で屈指のものとしている。

見どころ:見返りたくなる姿

大法寺三重塔は、上の重ほど小さくなる均整のとれた姿と、相輪の上の水煙に注目したい。「見返りの塔」の呼び名は、立ち去りながらも振り返って見たくなる美しさから来ているとされる。

大法寺には三重塔のほか、日本最古とされる鯱や、東信地方最古の仏である十一面観音菩薩などの文化財も残る(大法寺による)。

大法寺三重塔の拝観方法

大法寺によると、拝観時間は4月から10月が午前9時から午後5時、11月から3月が午前9時から午後4時。拝観料は大人300円、小中学生100円で、鯱や十一面観音菩薩などの特別拝観は700円である。問い合わせは大法寺(0268-49-2256)。

Q&A

Q大法寺三重塔はいつ建てられましたか?
A正慶2年(1333年)に建立されました。
Q大法寺三重塔が「見返りの塔」と呼ばれるのはなぜですか?
A立ち去りながらも振り返って見たくなるほど美しいことから、そう呼ばれるとされます。
Q大法寺三重塔はいつ国宝になりましたか?
A明治32年(1899年)に旧国宝に指定され、昭和28年(1953年)に国宝に指定されました。
Q大法寺三重塔の拝観料は?
A大人300円、小中学生100円です。
Q大法寺三重塔の建築の特徴は?
A純和様の三間三重塔で、檜皮葺の屋根と美しい水煙をもちます。内部の仏壇には唐様が混用されています。

基本情報

名称大法寺三重塔(だいほうじさんじゅうのとう)
所在地長野県小県郡青木村大字当郷2052
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和28年(1953年)3月31日国宝指定(明治32年(1899年)4月5日旧国宝指定)
員数1基
寸法三間三重塔婆、檜皮葺
所有者大法寺
公開状況午前9時から午後5時(冬期は午後4時)、大人300円

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「大法寺三重塔」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/979
文化遺産オンライン「大法寺三重塔」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/199909
大法寺「大法寺について」
https://www.daihoujitemple.com/%E5%A4%A7%E6%B3%95%E5%AF%BA/
大法寺「参拝案内・問合せ」
https://www.daihoujitemple.com/%E5%8F%82%E6%8B%9D%E6%A1%88%E5%86%85-%E5%95%8F%E5%90%88%E3%81%9B/

最終更新日: 2026.09.27