奈良県の登録有形文化財
奈良県 · 登録有形文化財
御所市池之内の南家住宅主屋は、薬種商で庄屋を務めた南家の江戸後期の民家。茅葺を鉄板で覆った大和棟に下屋と落棟を付け、東に土間とシモミセ、西に二列六室を並べる。令和3年(2021年)に登録有形文化財となった。
御所市池之内の南家住宅道具蔵は、主屋の南東に南北に長く建つ江戸末期の土蔵造2階建。軒裏まで塗り込めた白漆喰の壁、西の下屋の戸口、東面の二つの窓をもち、敷地東辺の景観をつくる。2021年に登録有形文化財となった。
御所市池之内の南家住宅別座敷は、主屋の南に建つ江戸末期の別棟座敷。式台風の四畳から六畳・八畳の続き座敷へ進み、八畳には床と花頭窓の付書院を構える。南北の屋根は錣葺。2021年に登録有形文化財となった。
御所市池之内の南家住宅木塀は、門屋の西へ延長24メートル続く大正元年の木造の塀。切石の布積基礎に半間ごとに柱を立て、腕木で軒を受ける。道に面した北面だけ腰を竪板張とする。2021年に登録有形文化財となった。
御所市池之内の南家住宅門屋及び庭門は、屋敷の北辺に建つ大正元年の長屋門と、南へ延びる塀の引違戸の庭門。門口の両脇を物置とし、白漆喰の真壁に竪板張の腰を見せる。令和3年(2021年)に登録有形文化財となった。
山田酒店(茶房長谷路)内蔵は主屋と同じ文化9年(1812年)の土蔵造2階建の蔵。大正期に屋敷構えを整えた際に曳屋で現在地へ移され、離れの茶房座敷とつながる。外壁を漆喰で塗り込め、鉄格子入りの窓を開く。
山田酒店(茶房長谷路)茶房座敷は大正初期の数寄屋風2階建の離れ。屋根は東が入母屋、西が切妻で、上下とも中庭へ広く開く。1階には床の間・棚・書院を備えた座敷と次の間が並び、調理場を併設し、中庭側に縁をまわす。
山田酒店(茶房長谷路)主屋は、文化8年の長谷川の氾濫後、文化9年(1812年)に建てられた酒店。つし二階の切妻造で、通りに店を構え、北に食堂と茶の間、東に中庭に面した和室2室をとる。平成12年(2000年)に登録有形文化財に登録。
山田酒店(茶房長谷路)茶室は、主屋の東面に付く大正初期の3畳台目床付の茶室。鼠漆喰の壁に寄棟の桟瓦葺屋根を載せ、中庭側は障子で大きく開く。建築面積8.7平方メートルで、同時に登録された6件のなかで最小。
山田酒店(茶房長谷路)庭門は茶房の出入口となる大正初期の穴門形式の門。塀からやや奥に引いて建ち、左右にくの字型の袖塀を備え、参道に面して銅板葺の庇をかける。間口1.5メートルで、袖塀と西塀が附属する。
山田酒店(茶房長谷路)塀は、主屋から延びて敷地の南側を区切る延長28メートルの大正初期の板塀。腰を縦板張、上部を鼠漆喰とし桟瓦を葺く。中ほどに庭門が開き、長谷寺参道の町並みを構成する要素となっている。