長徳寺山門及び塀とは

長徳寺山門及び塀(ちょうとくじさんもんおよびへい)は、新潟県新発田市大栄町の長徳寺で境内の北面に開く四脚門と、その両脇に続く塀で、天保12年(1841年)に建てられ、平成29年(2017年)10月27日に登録有形文化財となった。

山門は木造の瓦葺で、間口は3.0メートル。門の両脇には潜戸を付け、そこから矩折(かねおれ)、つまりL字に折れる瓦葺の塀が続いている。塀の総延長は16メートルある。長徳寺の登録5件のなかで最も古く、本堂より9年早い。

四脚門の骨組み

長徳寺山門及び塀のうち、門は切妻造の桟瓦葺である。四脚門とは、扉を吊る2本の本柱の前後に、控柱を2本ずつ立てて支える形式の門をいう。

本柱は角柱、控柱は角を面取りした角柱とし、腰貫と頭貫で固めている。妻面では、笈形という装飾板を両脇に添えた大瓶束が棟木を受ける。正面から見上げたとき、三角形の妻の中央に立つこの束が、門の顔つきを決めている。

反りをもつ控柱と江戸後期の意匠

長徳寺山門及び塀でいちばん見逃しやすく、いちばん特徴的なのが控柱の形である。控柱は腰貫より下の部分に反りを付けてあり、まっすぐな柱にはない柔らかな線を足元に生んでいる。

文化庁の解説は、細部の意匠に江戸後期の特徴が見られるとしている。天保12年という年代と、こうした細部の造りとが互いに合っているということになる。

長徳寺山門及び塀は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録された。登録番号は15-464。門と塀は、ひとまとまりで寺の表構えをかたちづくっている。

長徳寺山門及び塀の見学

長徳寺山門及び塀は寺の入口そのものなので、外側の通りからも、門をくぐった内側からも見られる。控柱の反りは、門の横に回って低い位置から見るとわかりやすい。妻の大瓶束と笈形は、門の正面に少し離れて立つと全体がつかめる。

門をくぐると、参道がまっすぐ本堂へ延びる。長徳寺山門及び塀を見てから境内に入る順にすると、そのまま鐘楼と本堂へ進める。境内への行き方は長徳寺のページにまとめた。

Q&A

Q長徳寺山門及び塀はいつ建てられましたか。
A天保12年(1841年)の建築で、長徳寺の登録5件のなかで最も古いものです。
Q長徳寺山門及び塀はどのような門ですか。
A境内の北面に開く四脚門で、切妻造の桟瓦葺です。両脇に潜戸を付け、L字に折れる塀が続きます。
Q長徳寺山門及び塀の大きさはどのくらいですか。
A山門の間口は3.0メートル、塀の総延長は16メートルです。
Q長徳寺山門及び塀の見どころは何ですか。
A腰貫より下に反りを付けた控柱と、妻面で棟木を受ける笈形付きの大瓶束です。いずれも江戸後期の特徴とされます。
Q長徳寺山門及び塀は自由に見学できますか。
A寺の入口にあたるため、通りからも境内からも外観を見られます。境内は見学自由と案内されています。

基本データ

名称長徳寺山門及び塀(ちょうとくじさんもんおよびへい)
所在地新潟県新発田市大栄町2丁目甲1203
指定区分登録有形文化財(建造物) 登録番号 15-464
指定年平成29年(2017年)10月27日登録
員数1棟
寸法山門:木造平屋建、瓦葺、間口3.0メートル/塀:木造、瓦葺、総延長16メートル
所有者宗教法人長徳寺
公開状況外観は通りと境内から見学可

参考文献

国指定文化財等データベース 長徳寺山門及び塀(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011922
文化遺産オンライン 長徳寺山門及び塀
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/300939
登録有形文化財(建造物)の登録について(文化庁、平成29年7月21日)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/r1392281_22.pdf
長徳寺(しばた観光ガイド/新発田市観光協会)
https://shibata-info.jp/archives/sightseeing/%E9%95%B7%E5%BE%B3%E5%AF%BA

最終更新日: 2026.09.28