入発電所本館とは

入発電所本館は、岡山県苫田郡鏡野町入にある大正9年(1920年)建築の水力発電所の建屋で、平成18年(2006年)10月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いりはつでんしょほんかん」。所有者は中国電力株式会社である。

文化庁の記録では、木造平屋建、銅板葺、建築面積189平方メートル。登録番号は33-0128。

登録有形文化財としての価値

入発電所本館は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、吉井川水系の発電所施設のなかで現存する最古の本館建築と評価している。

文化庁によれば、本館は水槽の約30メートル西に位置し、桁行15メートル、梁間12メートルの切妻造、銅板葺の木造平屋建である。南面に事務所、西面に電池室を張り出している。

見どころ

小屋組はキングポストトラスで、外装はモルタル塗り仕上げとしている(文化庁)。木造の骨組みをモルタルで覆った外観に、大正期の発電所建屋の姿が残る。

切妻の本体から南に事務所、西に電池室が張り出す構成を外から確かめたい。背後の斜面には水槽から下る鉄管路と、その両脇の玉石積みの擁壁が続いている。

見学について

入発電所本館は電力会社が所有する発電施設で、内部は公開されていない。入発電所の見学条件については、入発電所のページにまとめている。施設内には立ち入らず、外から見る場合も周辺の案内に従いたい。

Q&A

Q入発電所本館はいつ建てられましたか?
A大正9年(1920年)です。
Q入発電所本館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)10月18日です。
Q本館の特徴は?
A桁行15メートル、梁間12メートルの切妻造、銅板葺の木造平屋建で、小屋組はキングポストトラス、外装はモルタル塗りです。
Qなぜ貴重なのですか?
A吉井川水系の発電所施設のなかで、現存する最古の本館建築とされるためです。
Q見学できますか?
A発電施設のため内部は公開されていません。外から見る場合も周辺の案内に従ってください。

基本情報

名称入発電所本館(いりはつでんしょほんかん)
所在地岡山県苫田郡鏡野町入字樋が峪964
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)10月18日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、銅板葺、建築面積189平方メートル
所有者中国電力株式会社
公開状況発電施設(内部非公開)

参考文献

入発電所本館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005918

最終更新日: 2026.10.06