入発電所水槽とは

入発電所水槽は、岡山県苫田郡鏡野町入にある大正9年(1920年)築造の水力発電所の水槽で、平成18年(2006年)10月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いりはつでんしょすいそう」。所有者は中国電力株式会社である。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造、面積245平方メートルで、石垣が付く。登録番号は33-0127。

登録有形文化財としての価値

入発電所水槽は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、吉井川上流域に位置し、導水路の末端部に築かれて、本館に流れ込む発電用水の量を調節する施設である。

水槽の東側には余水吐を設けている(文化庁)。導水路で運ばれた水をいったん受け止め、鉄管路を通じて約30メートル西の本館へ送る、発電所の要となる部分である。

見どころ

文化庁によれば、水槽の西面には階段、南面には擁壁を付け、いずれも玉石積みで築いている。鉄筋コンクリートの水槽と、丸い川石を積んだ周囲の石積みの組み合わせに注目したい。

東側の余水吐は、水槽からあふれた水を逃がすための設備である。本館や鉄管路の擁壁と同じく、玉石積みが施設全体に統一感を与えている。

見学について

入発電所水槽は電力会社が所有する発電施設の一部である。入発電所の見学条件については、入発電所のページにまとめている。施設内には立ち入らず、外から見る場合も周辺の案内に従いたい。

Q&A

Q入発電所水槽はいつ造られましたか?
A大正9年(1920年)です。
Q登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)10月18日です。
Q水槽の役割は?
A導水路の末端で、本館に流れ込む発電用水の量を調節します。東側には余水吐があります。
Q水槽の規模は?
A鉄筋コンクリート造で、面積245平方メートル、石垣が付きます。
Q見学できますか?
A発電施設の一部です。外から見る場合も周辺の案内に従ってください。

基本情報

名称入発電所水槽(いりはつでんしょすいそう)
所在地岡山県苫田郡鏡野町入字樋が峪
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)10月18日登録
員数1基
寸法鉄筋コンクリート造、面積245平方メートル、石垣付
所有者中国電力株式会社
公開状況発電施設の一部

参考文献

入発電所水槽(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005917

最終更新日: 2026.10.06