中山家住宅主屋とは

中山家住宅主屋は、大阪府松原市別所6丁目の中山家住宅の中心をなす農家の住まいで、文化2年(1805年)に建てられ、平成16年(2004年)3月2日に登録有形文化財(建造物)として登録された。

建築面積は439平方メートルで、屋敷に残る14件のなかで群を抜いて大きい。木造の平屋につし二階を設け、瓦葺の屋根を架ける。西の奥座敷3室は天保元年(1830年)の増築で、本体と増築の年代はどちらも当家の古文書から分かっている。

中山家住宅主屋が登録された理由

文化庁の解説は、中山家住宅主屋の材が太く造作も上質で、豪農の威風を伝えている点を評価する。間取りは居室を2列3室ずつ整然と並べた整形六間取で、桁行11間半のうち東の4間を土間にあてている。

中山家住宅主屋は単独で完結する建物ではない。南の正面に玄関、北に内蔵、東に井戸のある土間を接続し、周囲の付属屋とつながって屋敷の中心をつくる。登録が主屋1棟にとどまらず14件に及んだのは、このつながりがまとまって残っているからでもある。

中山家住宅主屋の見どころ ― 越屋根と落棟

屋根でまず目を引くのは、土間の上に載る越屋根である。かまどの煙や熱を逃がすための小さな屋根で、大屋根の上にもう一段屋根が重なって見える。

西側は屋根を一段下げた落棟になっていて、そこに奥座敷の3室が収まる。文化2年の本体と天保元年の増築部は、屋根の高さの違いで見分けられる。

松原市が公開している写真では、南正面の中央に土間の入口、左端に玄関が写っている。室内の写真には、来客が最初に通される寄付(よりつき)と、走元(はしりもと)に据えられたかまどが見える。

規模の数字は資料によって違う。文化庁の解説は桁行を11間半とするが、松原市の歴史ウォークは桁行19間半、梁行5間と記す。後者が接続する建物を含めた長さなのかは示されていない。

中山家住宅主屋の見学

中山家住宅主屋は現在も住まいとして使われており、内部は公開されていない。屋敷の中央に建ち、周りを蔵や塀が囲んでいるため、敷地の外から姿を見通すことも難しい。

間取りや土間の雰囲気を知るには、松原市の文化財ページに掲載された写真が手がかりになる。屋敷の配置と行き方は中山家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q中山家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A文化2年(1805年)の建築で、西の奥座敷3室は天保元年(1830年)に増築されました。どちらの年も中山家に伝わる古文書に記されています。
Q中山家住宅主屋の大きさはどれくらいですか?
A建築面積439平方メートルの木造平屋(つし二階付き)で、桁行11間半のうち東の4間が土間です。松原市の資料には桁行19間半・梁行5間という別の数字もあります。
Q中山家住宅主屋の中は見学できますか?
A見学できません。中山家住宅は現在も住まいとして使われており、敷地内・建物内とも非公開です。
Q中山家住宅主屋はどんな家の住まいでしたか?
A江戸時代に別所村の庄屋と八上郡の大庄屋をつとめた中山家の住まいです。
Q中山家住宅主屋の越屋根とは何ですか?
A土間の上の大屋根に載る小さな屋根で、かまどの煙や熱を逃がすためのものです。

基本情報

名称中山家住宅主屋
所在地大阪府松原市別所6-623
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)3月2日登録
員数1棟
寸法建築面積439平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(居住中の住宅のため敷地内・建物内とも見学不可)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)中山家住宅主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003998
文化遺産オンライン 中山家住宅主屋
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/139768
松原市 国登録有形文化財 中山家住宅
https://www.city.matsubara.lg.jp/docs/page3510.html
松原市 松原歴史ウォーク100 国の登録文化財の中山家住宅
https://www.city.matsubara.lg.jp/bunka/work/11/7750.html

最終更新日: 2026.09.25